必要は進化の源泉

外需拡大に、打つ手は、決まっています。
幼児の吸収力って、恐ろしいものがありますね。
砂地に水のようです。一ヶ月ほど前には手でものを食べていたのが、この処、スプーンやフォークを使う。
今朝は箸に興味を持って挟んで口に運ぼうとする。手から道具へ、道具も高度に。
必要は進化の源泉だと言いますが、本当にそう思いますね。(一歳を迎えた孫娘を久しぶりに見て)
経済の先が見えません。政府は底抜けを防ぐのだと、泥縄式の大型補正を、政権浮揚と抱き合わせで強引に推し進めていますが、トヨタの販売台数が6年ぶりに600万台を切り、正社員の雇用に手を付けるとか。日立やパイオニアが政府資金を導入するとか。
外需の回復がない限り、輸出産業で成り立っている日本経済は、いくら内需の拡大にテコ入れしても、元気を取り戻すことができない。日本政府も、国内ばかりに目を向けるのではなく、海外にも目を向けるべきではないかと思うのですが。(具体性がなければたんなる田舎のおっさんの絵空事ですが)
幼児はなぜ、吸収力が凄いのか。簡単です。生きるために必要なことは本能的に吸収できるのです。
輸出産業に手を差し伸べねば、生きていけないと分けっているこの国が、なぜ、本能的に、外需拡大の手(吸収)を打たないのでしょうか?(田舎のおっさんとしては、とんと、理解できません)
手は、幾つもある分けでなありません。そうです。口を開けていれば誰かが、食べ物を与えてくれるなんてことは、ない。幼児でも分かるから、手を、道具を使うのです。
日本の外需拡大に向けて打つ手は、長期成長戦略を策定・予算を投入することです。勿論大企業にです。それに今後、世界経済を牽引するのは中国、インド、ブラジル、ロシアの新興国です。その市場に官民挙げて、手を突っ込むことです。
そして、電気自動車をはじめ基幹産業の環境、新エネルギー事業などの新たな技術分野に優位性を保つための資本を投入を惜しまないことです。(政府が株を大量に購入するのです)
それに、大量生産品の分野から安全な原子力発電設備のようなトータルサービスの優秀性で世界市場を開拓する事業モデルに報告転換することです。
いずれも、難しげなことを言ってるようですが、実は幼児の砂漠に水を捲くように、食べるためには進化しなければ生きていけない。その吸収力を素直に発揮すればよいのです。
でも、それができない。なぜか?日本人は戦後の豊さの中で、「必要は進化の源泉」であると言う、生きる原点を忘れてしまったからです。
貪欲に生きる価値を身を持って教えてくれている一歳の孫娘のためにも、この国の歪んだ豊かさを是正しなければと思うのですが。
28年ぶりの貿易収支、赤字の報にも。
田舎のおっさんのやれるこは、あまりにも少ない・・・・・・・・・・・・。
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ごちそうさまでした♪

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