七七日(なななぬか)

ゴールデンウイーク明けから・・本格的な経済活動を・・・
先般・・・岐阜の花火を震災のドサクサにまぎれ・・・自粛で中止するのはチト早過ぎるのでは。と書きましたら・・・多くの方から・・そうだ。そうだ。岐阜の日が消えると・・・多くの声が寄せられました。
我社に福島出身の幹部がいます。彼曰く「福島の友人・知人と連絡を取り合うと・・・ここ一週間ほど・・必ず言われることがある。心配はありがたいが・・いつまでも自粛ムードで沈滞されていては困る。元気を送ってくれ」と。
これだけの大震災です。いまだに不明者が2万人近く・・・喪に伏し、犠牲者を弔う・・・気持ちも分かります。避難所で暮らす被災者を思うと浮かれた気分になれないのも・・・その通りです。しかし、岐阜市の花火を中止したことで・・・発生する経済的損失は、約5億円(10億とも)を超えます。
大きな声では・・言えないのでしょうが・・・・旅館やホテルの悲鳴が聞こえます。「行き過ぎた自粛は活力を奪う」とは、読売新聞の社説です。同様に・・中日新聞も岐阜新聞も、これ以上自粛を続けると日本経済が沈没しかねない・・・との識者の声を掲載しています。
記事では・・・そう書きながら・・・自分達の主催する事業は中止するんですから。弱ったモノですが。
では、自粛はいつまで続けるのか?半旗はいつまで掲げるのか?どこかで、反転しないと・・・東北地方に元気を送れなくなってしまいます。
おしかり覚悟で・・・・仏教では、人が亡くなって、閻魔様の裁定を受けるまでに49日掛ると言われ、極楽浄土へと念じる法要を7日ごと、7回行う。それが七七日(なななぬか)法要。それを済ますと「忌明け」・・・弔いのけじめをつけます。
ところによっては、七七日では「始終苦労(49)が身に付く(三ヵ月)」として、五七日(いつなぬか)35日を「忌明け」にするところもあるそうです。日本中が何らかの影響を受けた大震災です。七七日までは、喪に伏すのは当然でしょうが・・・それを過ぎれば、徐々に通常に戻すべきではないでしょうか。
では「忌明け」以降何ができるか・・・・広告の仕事は多義にわたりますが・・・取りあえず・・・東北地方の特産品や伝統工芸品等の販売を企画することから、始められないかと知恵を絞っています。
「忌明け」は4月29日になります。だとしますと・・・ゴールデンウイーク明けから、自粛ムードを一掃して、本格的な経済活動を始めるべきです。
ハヤトチリした・・・岐阜の花火も復活して欲しいと願うのですが・・・無理ですかねぇ。      Goto

コメント

  1. Goto より:

    最近は、歳を重ねたせいか?余り怒らなくなったのですが。震災を理由に長良川の花火大会中止には我慢がなりません。公器を自認する新聞社が、便乗自粛とは情けない。本当に情けない。中止したい理由はよく分かっていますが、なぜ、なぜ、みんなの心が打ちひしがれている今年に中止しなければならないのか?なぜ、なぜ、来年ではいけないのか?Goto

  2. リミスキー より:

    同感です。花火大会は是非やって欲しいですね。花火は元来楽しむためだけの行事ではなかったはずですよね。
    まあ理屈はともかく、各社、回りの様子を伺っているのでしょうね。本来はそのエリアのオピニオンリーダーたるべき会社が、人の振り見て・・ではちょっと頂けません。こういうときこそ「社会貢献=普通の経済活動」にお金を使うべきです。