国のかたち

「地域主権型・道州制」にエールを送ります。
中日新聞(16日付け朝刊)に「道州制 今こそ」と題して超党派の国会議員で組織されている「道州制懇話会」代表の江口克彦さんのインタビュー記事が掲載されていましたので・・・・一言。
江口さんはPHPの社長を務めておられたころ・・・JLAA(日本地域広告会社協会)の総会でこの国のかたちを「地域主権型道州制」に変えるべきとの講演をお願いしましたので・・・・私の中には強烈な印象が残っています。
東日本大震災を契機に・・東北地方の復興策が模索されていますが。これを契機に東北地方に止まらず、この国の有様を根本から変える必要があるのではないかと思っています。(まだ、震災の爪後から脱却できない被災者がおられ、原発は今なおくすぶっているのですから、復興を口にするのも憚られるのですが)
この国が疲弊する、いや、疲弊している最大の原因は・・・皮肉にも・・経済の高度成長に最も貢献した中央官僚の統制・・・であったと思っています。しかし、誰もがそうだと思うのですが、収入が増えると、贅沢がしたくなります。
高度経済成長は、官僚や役人に使いきれないほどの税収をもたらしました。その結果、官僚は税金を国家国民のためよりも・・・省益や身分保障に使うようになってきました。江口さんは、時代にそぐわなくなったこの官僚統制型の国のかたちこのまま放置すれば・・・・ますます中央集権が進み・・・地方は立ちゆかなくなる、それを打破するには国のかたちを「地域主権型道州制」(12の州と300自治体)に組み替えるべきと提案しています。
この提案は官僚統制が色濃く残る「地方分権」ではなく、国家の役割は防衛と外交と税に限定して、それ以外の権限は州に移すという「地方主権」の考えです。宮城県の知事が提唱する「東北特区」構想も基本的には中央官僚の統制からの脱却、すなわち、地域主権型の東北州が背景にあります。
江口さんは先の参院選でみんなの党から立候補。比例で当選、議員となりました。
あれから・・一年近くなりますが・・・どうされておられるかと思っておりましたら・・・超党派の議員を200名結集させて「道州制懇話会を組織されていた。持論を曲げず頑なに・・・国の有様を求める姿勢に改めて敬意を表します。
今後も・・・・そうです。折角、国会議員になられたのですから・・・・小泉さんの郵政改革のように・・強固な官僚地盤に風穴を開けて頂き・・・地域主権型道州制の新たな国のかたちに創りに命を賭けて頂きたいと思います。岐阜の田舎から・・熱きエールを送ります。  Goto     
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地域主権型道州制 江口克彦/著 PHP新書

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