首長

改革を阻むものは、漠然とした市民の不安です。
橋下大阪市長の登場で、首長の役割が如何に大きいかを実感するこの頃です。
取り分け、教育改革での首長の権限を明確にする。職員組合との馴れ合いを解消して、行革に取り組む。さらには、天下りの廃止。既得権益をゼロベースで見直すなど・・・・
その気になれば、地方自治体の改革(体制改革)を進めることができ、市民目線に行政を組み直し、地方の発意を掘り起こすことも可能だと、証明してくれています。
大方の首長。昔は選挙公約。昨今はマニフェストを掲げて出馬。当選はするモノの。直ぐにぶつかる壁は予算に自由度がない。議会との軋轢。そして、現状に慣れ親しんだ人達と過ごすことに快感を覚え。郷土愛を捨て。スピード感がなくなり。しがらみにどっぷり浸かってしまう。
なんとも、情けないのですが。選んだのは、住民。選挙にも行かない人が、最も責任が重いのですが。すべては、自己責任。その点、大阪の人達は、選ばれた責任を全うできる首長を選んだのですから凄いと思います。
でも、凄い首長は大阪だけではありません。
我が社の地域みっちゃく生活情報誌を発行するエリアでも、常に市民目線で、行革を推進する素晴らしい首長が頑張ってます。三重県松坂の山中光茂市長です。ふぁみんぐ(松阪市・57,500万部発行・各戸配布)4月号の市長のメッセージ。大震災の被災地馳せる思いは本物。感動ものです。(全文掲載しましたので、ぜひ、お読み下さい)
それと、もうひと方。岐阜県各務原市の森真市長の「ドラマシティー」のコーナーでの発言。
世界地図の上に各務原市を置いて、更には、歴史の上に乗せ、俯瞰的に物事を捉え、未来に向ってあるべき姿(ビジョン)を明確に述べ、果断に実行しています。(たんとん・4月号参照・各務原市・56,500万部発行・各戸配布)
森市長は5期目。決して新進気鋭の市長はありませんが。常に、改革の精神を発揮。財政事情は健全で各務原市は全国有数の交付金を受け取らない自治体です。
お断りしておきますが。いずれも我が社の生活情報誌に掲載されたものですが。
「地域社会への貢献」を社是とする我が社のポリシーに基づく企画で、編集権での掲載です。
大阪も松阪も、各務原も。まともな首長を選べば、疲弊する地方も、地域も、再興し、活性化の道は拓けるとの見本でしょう。勿論、それでも、どうにもならない壁はあります。そのどうにもならない壁は、改革に対する漠然とした住民の不安だと思います。Goto
 
   
 

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    橋下市長に対する批判ほど、ためにする批判はありません。評論家、学者、文化人それに、新聞社と市井のインテリ諸氏。じゃぁ、自分で改革してみろ。と、申し上げねばなりません。なかなかできるものではありませんから。Goto

  2. リミスキー より:

    立派な人はいるもんですんね?。気持ちのいいお話でした。
    橋下市長は、Twitterで毎日お喋りしていますが、結構納得させられます。大したものです。