卑怯はあかん。お天道様が見てござる。

中国ではSNSへの発信者は匿名でも特定されます。

今日はエープリルフールです。この日に相応しい話題を。
最初に断っておきますが。私は実名派です。
今やSNSは情報の発信・収集の手段として欠かせないツールです。
実名でも匿名でも利用できますが、匿名には「表現の自由」の観点から利点がありますが「実名にして発信に責任を持つべき」との考え方があります。

SNSへの投稿・あなたは実名派?それとも匿名派のどちらですか?
韓国の話です。07年・ネット掲示板での誹謗中傷が社会問題化したのを受け、
「匿名社会は人間の暴力性を助長する。自由な発言には責任が伴うはずだ」として「実名確認制度」を導入しました。18年前の話です。

掲示板サイトを利用する際、住民登録番号や銀行口座などでの本人確認を義務付け、実名を割り出せるようにしました。しかし、表現の自由の制限という観点から「憲法違反に当たる」として12年に廃止となりました。

この制度は他にも、一般の書き込みが激減、利用者の萎縮を招く結果となりました。悪意のあるコメントの減少もわずかで、誹謗中傷を抑制する効果も限定的だったようです。

実名と匿名には「情報の信頼性」「発信の自由度」で相反する特徴があります。実名は情報の信頼性が高まる一方、発信の自由度は下がります。

ちなみにですが。日本はXの利用者が米国に次いで多い。他国に比べて匿名の割合も高い傾向にあります。総務省が14年(これもずいぶん古い)の情報通信白書で公表した調査では、当時のツィッターを匿名のみで利用していた人は回答者の75,1%に上り、フランス45%、韓国31%、30〜40%だった欧米やアジアと比べ2倍に。

日本で匿名が多い理由は、2チャンネルをはじめ初期の掲示板が匿名を前提にしていたことに起因するのではと言われています。

匿名だから「表現の自由」が守られ、実名だと制限が加わるという考え方には同調しません。中国はどうでしょうか。反政府的な主張やフェイクの類は政府がチェック。匿名であろうと投稿者は特定されます。削除され場合によっては逮捕されます。

総務省は匿名での利用が多いことを踏まえ「相手を傷つける言い回しは、批判ではなく誹謗中傷ではないかと、一度立ち止まって欲しい」と匿名での発信者に呼び掛けています。中国に比べれば日本はどれだけ個人が尊重され、自由が保障されているのでしょうか。

私は思うのです。日本人って、甘えているのではないか。
匿名の裏には身を隠して悪さをする・・卑怯な振る舞いすることが
許させる社会だと。それが民主主義だと。それは間違いです。
自由には必ず義務が伴います。お天道さまは見てござる・・・

匿名派か実名派なんて議論をオールドメディアが盛んにやっているなんて。
だってです。誰が発信したかなんて、全てお見通し。それがITだからです。
あなたの匿名発信なんか・・・しかるべきところではバレバレです。
エープリル・フールに思う。Goto

コメント

  1. 藤掛庄市 より:

    お答えします。私は、最初ツイターでもブログでもアマゾンのカスタマーレビューでもSNS は全て実名派です。このコメントも実名です。

    • goto より:

      藤掛先生

      先生の堂々たる生き方、凛とした姿勢、
      心より感謝と敬意を表します。
      ありがとうございます。
      後藤拝