朝日新聞No1?

「貧すれば鈍す」と申します。的外れの広告ではと思います。

新学期を迎えます。岐阜地方の小中学校は7日から。高校は8日から始業式です。大学の入学式は国公立が5日、私学が8日です。進級者はどんな友達ができるかワクワクでしょう。入学者はどんな学生生活になるか、希望に胸を膨らませていることでしょうね。おめでとうございます。

高校生への話です。
3月31日の朝日新聞朝刊にこんな広告が掲載されました。(写真参照)
私は「新聞命(しんぶんいのち)」です。2・3日も新聞を開かないと体調悪くなります。ですからこのブログも「新聞を読もう」がコンセプトです。

調査したのが「大学通信」調べ。(2024年5月31日現在)っていうのですから去年のデータです。真実だと思いますが。朝日新聞にしてはかなり露骨な「広告」です。なんせ・意図的に読売新聞との違いをグラフにしているからです。

タイトルは、朝日新聞の2024年度の「大学入試出題数・212大学・433問題・482記事」で圧倒的にNo1だ。だから大学受験を目指す高校生は「朝日新聞」を読むべきだというのです。

大学数では朝日が圧倒的の42%、読売22%、日経20%、毎日14%、産経2%。
問題数でも朝日から引用が48%。日経20%、読売17%、毎日13%、産経2%
記事数も朝日が48%、日経21%、読売16%、毎日13%、産経2%、他紙と比べるまでもないと。

考えてみれば、420大学で48%が朝日新聞から出題したのです。
問題数も記事数も半数近くが朝日新聞の引用になるのは当然のこと。
何も胸を張って、朝日がNo1だと高校生に指を立てる必要もないのです。
(受験生を持つ親に向かって言っているのかな)

この広告の目的は明確です。朝日新聞を購読すれば、大学受験に役立つよ。
受験生は朝日新聞を読むべし。他紙など読んでいても「的外れ」ってことです。
新聞を購読していない受験生に朝日を読んでという新聞拡張の広告です。

朝日新聞に「受験生は朝日新聞を読め」受験に役立ぞと広告しても
もう購読しているよって話じゃないですか。購読していない受験生に
購読すべきって広告しないと目的は届かない・・・ってことです。

昨今の新聞購読数の減少。目を覆うばかりです。最盛期・800万部を誇っていた朝日新聞の購読部数は3,309247部(ABC・24年12月現在)4割です。
ちなみに1000万部を超えていた読売は5,697,385部、毎日1,349,731部、日経1,338,314部、産経は822,272部。

さらにです。ABC部数には「押し紙」が含まれているので、新聞販売店が実際に配達している部数とは異なる。新聞社によって「押し紙」の割合は異なるが、「押し紙」裁判で明らかになっているデータによると、販売店に搬入される新聞の3割から5割程度が「押し紙」である。従って実際の配達部数はABC部数よりも遥かに少ないと推計される。そんな報告もあります。

私は「押し紙」は昔の話。現在は1割以下だと思っていますが、
配達する販売店の数、明らかになっていませんが、経営困難で、統廃合が
進んでいます。それに配布員の確保が難しい。販売店の減少こそ新聞の危機です。「貧すれば鈍す」と申します。

大学の入試問題での採用率、朝日新聞がNo1だと胸を張っている場合ではない。ネット記事からの出題引用がとって変わる日も遠くないと思う。
頑張れ、受験生諸君!Goto

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