不名誉なランキングに甘んじるわけにはいかない。
全国都道府県「消費不況度ランキング」なる調査があるそうで。地元の金融機関が発表した。
不況度ランキングとは、1世帯あたりの消費支出。小売業の1平方mあたりの売上高。15から64歳の生産年齢人口の3項目で、1990年代半ばと今を比較、増減率で順位をつけるそうな。
地銀で全国調査をするのは大変だろうと、察するのだが。その結果が、いただけない。
我が岐阜県。消費支出と生産年齢人口の減少は全国中位だが、小売業の売上高は30%超減で、全国で下から3番目。つまり、44位だそう。
理由は、商業集積地は相次ぎ開業しているが。売り場面積に広さの割には消費が喚起されていない。名古屋駅前などに客を奪われている。中小企業が多く、賃金も低迷している。などで、岐阜に次いで不況度が高い県は、山梨、山形、石川の順だと。
なるほどと、思いたいのだが。この調査、どうも、スッキリしない。
理由は、貯蓄高が全国14位にあり、財布の紐を異常に締めるとは思えない。中小企業が多いのは岐阜に限らず日本中同じ、賃金の低迷も他県に比べ見劣りがするとも思えない。総合集積地岐阜市周辺に相次いでオープン。客足も閑古鳥が鳴く状態ではない。にも、拘らず、不況度ランキングが低いのは解せない。
でも、データがそうなっているとするならば。名古屋駅前(私は名古屋圏だと思うのだが)に客が奪われ、消費支出されてるからとしか、考えられない。だと、すると、根本原因は、消費者にあるのではない。
小売業者に原因があると考えるべきだ。
言い過ぎかも知れないが。日本有数の歓楽街。商店街として、名を馳せた岐阜市の中心市街地「柳ヶ瀬」が、なぜ、元気がないのか。答えは簡単で、「欲しいモノ」「買いたいモノ」が小売店に並んでいないからだ。であれば、品揃えも、センスも溢れんばかりに陳列される、名古屋圏の商業施設に足を運ぶのは必然である。
「不況度ランキング」9位などという不名誉甘んじるわけにはいかない。
より魅力的な商品。よりきめ細かなサービス提供ができるよう、小売業者各位と手を組んで、次回の調査までには、ランキングアップに尽力せねばと思う。
それが「地域社会への貢献」「地域経済の活性化」を理念とする我が社の役割だから。Goto
コメント
経済状況は日本中同じです。
岐阜だけが、特別ってことはありませんね。
競争激化の時代は、おっしゃる通りで、供給側の努力が勝負を分けますね。
質と価値が優劣を決めます。
お互いに頑張りましょう。
Goto
こんにちは。
消費支出の落ち込みも少ない。
消費偏差値も50.4%と悪くない。
全国中位に位置してますね。
店舗が多く、店舗面積も広い。
新設店も多数の岐阜。
お客さんにとったらお店選びは
よりどりみどりです。
逆にお店側にとったら激戦区。
支出が落ち込まず供給過多は、
お店を鍛える絶好のポジション。
これからが期待できます!^^
と、楽天的に考えててみました。