年神様

正月休みは読書三昧と洒落てみます。
さてさて。今年も残すところ10日あまり。そろそろ正月の準備でもと、思っておられる方も多いのでは。えっ。その前にXmas?いやいや。仕事のけじめが付かないと正月気分にはならないって?新政権に期待が高まるのですが。景況感が冷え込む年の瀬。悲喜こもごもです。
朝日新聞夕刊に「大切にしたい日本のお正月」と題した紀文食品の変わったサイズ(全一段半)のシリーズ広告が掲載。「祝膳の箸。両側がとがっているのは、片方は自分が。もう一方はその家の安寧を願い訪れる年神様がお使いになるため」だと。数々のおせち料理に込められる願いごとは知ってましたが・・・祝膳箸が神様に使って頂くためとは・・・知らなかったなぁ。
世の中。知らないことだらけ。正月だからと、特別な感慨も、予定もないおっさんとしては。
あちこちをお巡りになる年神様に、あれこれ教わり、語りかけるも気が引ける。さりとて、寝正月では脳がない。やり残した仕事で過ごすのも不粋である・・。
そんなこんなで、正月準備にもならないのだが。新聞スクラップの書籍広告から。面白そうな小説を選んで、読書三昧と洒落てみたい。小遣い叩いて買った本を紹介します。年神様に知らないことを一つでも・・・学べるようにとお願いしながら。
この人の小説は、心が痛みます。でも読まずにはいられませんね。天童荒太さんの「歓喜の仔」です。「永遠の仔」「悼む人」どれも心がくじけそうになる重苦しい作品。現代社会に潜む屈折に耐え、生き延びねばならないそんな「仔(こ)」らを描いた天童文学。
このブログに投稿下さる熱きハートを持つ「レモンハート」さん推奨の宮本輝さん。なんでもレモンハートさんを訪ねて多治見まで、起こしになったとか。新作「水のかたち」。宮本輝さんとは同年。水は「方円のうつわにしたがう」如水は私の号にしてます。同じ心境か?
最近、日本の小説ばかり読んでますが。あのハリーポッターの作者J・K・ローリングの「カジュアルベイカンシー」を。英国文学は久しぶり。サマセットモームは若い頃、読んだが。どんな展開なのか?ワクワクしています。
そして、この人の社会批評に、疑問を呈し、再三このブログで、首を傾げている以上は。新作が出れば、意地でも読まねばならないでしょう。それが、礼儀というもの。そうです。高村薫さんの新作。「冷血」。机上論の域を出ない社会評論を繰り返す高村さん。合田刑事にどんな引導を渡すのか。楽しみです。
小説ばかりでは。名証二部上場祝いにと。友が贈ってくれた、自己啓発の原点本・ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」。くたびれ掛けた田舎のおっさんに。新たな年に向って。もう一度、原点に立ち返れとの暖かい激励か?真摯な気持ちで読み返したい。感謝。
手なことで。正月休みは、年神様のおもてなしは、簡易な手作りおせちと、日本酒で済ませ。
ウォーキングと読書三昧で過ごしたいと思っています。(笑)Goto

コメント

  1. Goto より:

    Oosawaさん。
    本に親しむのは、実体験と同じ体験ができることです。何倍も人生が謳歌できます。幸せになれる度合いが高まります。本との人生楽しんで下さい。
    Goto

  2. oosawa より:

    後藤社長
    お疲れ様です。
    私も最近読書をしております。
    最近ですと、2013年1月号の月刊誌ブレーンで紹介された、
    川村元気さんの「世界から猫が消えたなら」を読ませていただきました。
    こちらは日本の現代文学なのですが、
    かなり読みやすく、3日ほどで読み終えました。
    途中、くすっと笑ってしまったり、泣いたりと、
    読み切ると、なんだか少し切なくも、心地いい風にあたっているような感覚でした。
    学生時代は、なかなか読書をしない子でしたので
    今となって、やっと到来した読書好きを逃さぬよう、
    いろんな文学にトライしていけたらと思います。