オダサク

一流は一流の二流は二流の矜恃がある・・・・
人は常に自分が他人とは違い一流なんだ。尊敬されてしかるべきモノなのだと思いたがる性質を持っているようです。毎日新聞「余録」に「二流」を自称し「二流」を標榜し・今年生誕100年になる「織田作之助」なる小説家のことが書かれている。
「二流」にはマイナー、劣る、負け犬、ひねくれ、中途半端・・そんなイメージがつきまとう。
織田作之助こと「オダサク」は「二流」を高みに立たない。庶民として生きる。背伸びしない。反逆的、権威を嫌う。そんな生き方こそが「二流」と胸を張った。
「オダサク」の出世作「夫婦善哉」がNHKでドラマ化されたことを、話題にしたいのではない。人間の業である「一流」について「一流」とは何かを問うて見たいと思いましたので・・・・
ネットの世界で寵児となったが、世間の風当りを避けるため「2チャンネル」(インターネット掲示板・実にけしからんシロモノ)をシンガポールに法人登記されてる名もない会社に譲渡した経営者(元管理人)が、申告漏れを指摘され・・・図らずも譲度後も「2チャンネル」と緊密な関係だったことが露呈・・・(読売新聞8/24付)
「2チャンネル」なんてネットの分野でも「二流」のイメージなのに「一流」ぶって、架空会社を海外に作り・・・広告料をピンハネしようなんて「一流」のワルのマネなんぞするから、国税に睨まれ叩かれるのだ。「オダサク」の爪のアカでも煎じて飲めと苦言を呈したい。
連合会長人事。人材山の如し、新陳代謝を恐れず、常に革新性を持って資本と対峙する、大人の組織、それが連合、「一流の労働団体」だと信じていたが。支持政党の民主党が間違って政権を握ったが所詮は「二流政党」一瞬にして瓦解。それを「一流政党」に押し上げる、そんな覚悟で人心を一新するなら、頷くんだが・・・
「誰も貧乏くじ」引きたくないから、異例の会長続投だって。労働界の「一流」なら「一流」らしく「二流」ような人事をやらないで欲しい。組織がダメになっちゃう。いや、組織だけでなく人まで二流になっちゃう。そんなことだから、政労会見の開催すら政府に袖にされちゃうんだ。
連合には「一流」の矜恃を持って欲しいものである。
私は「オダサク」とは多少違うが・・・「二流」を自認している。
モノ言いが歯に衣着せぬがゆえに「思ったことをズバリ」と言うので顰蹙を買う。それが「二流」の証だと思っているのだが、「二流」は「二流」なりの計算をしている積もりである。それを私は「二流の品」と呼んでいる。「一流」になるのも難しいが「二流」なるのもかなり難しい。
そうですよねぇ。「オダサク」さん。Goto

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