学生が反応しないなんて・・・コストカットのチャンスなのに・・・
驚きましたねぇ。早大では06年から毎年・・・新入生の授業料を0,7%づつ値上げしているんですって。0,7%といってもデフレ下・・複利で、毎年ですものねぇ。14年度も継続するとのこと。読売新聞が学生1万人を超える私立大学39校の新年度からの学費を調査した結果・・・
少なくとも13校が値上げすると回答したそうです。
で、値上げの理由が、授業料には消費税が掛からないが。事務経費や備品購入費などの消費税アップに備えるんですって。1997年度の3%から5%に増税された際、私大全体の授業料は平均約1万2000円アップしたそうです。
これって、まるで、消費増税便乗値上げといって良いのではないでしょうか。
二点指摘したい。昔のことなど今更申し上げても仕方がありませんが。少なくとも、学生運動華やかなりし頃・・・政治闘争の前哨戦は学費値上げ阻止闘争でした。早大で学費値上げなんてやろうものなら・・・即全学ストライキでした。
全学連も呼応して、他の大学にも抗議活動が波及したもの。60年代後半の全共闘運動も授業料値上げ阻止が発端でした。そんな古い話をと思われるかも知れませんが。授業料値上げとは在校生の値上げではありません。新入生の値上げです。自分の負担増ではなく、後輩の値上げに抗議したのです。その心こそ学生の学生たる所以ではないでしょうか。
それが、毎年定期的に値上げしているって言うんですから。学生のモノの考え方はどうなっているんでしょうか。自分とは関係ないと、他人事なんでしょうね。もう一点。大学のコストです。経費負担増を補うってことですが。コストの最たるものは、教授陣でしょう。
ろくな研究もしないで、肩書きだけの教授が多すぎますよ。客員教授、名誉教授の類はまずカット、見直すべきじゃないでしょうか。勤務評定をしっかりやれば、10%以上のコストは簡単にカットできますよ。
消費増税に便乗して、学費を値上げするなんて・・・学問の府が泣きます。Goto
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