2個で32万円の富有柿「天下富舞」(てんかふぶ)に織田信長もビックリ・・・
今年は秋口が天候不順。日照時間が短く・・・農作物にも被害が・・
しかし、季節はウソをつかない・・10月の下旬からは・・・
秋晴れの日が続き、実りの秋、滋味の秋になりました。
我が故郷・・岐阜の秋の特産物といえば、そりゃ何といっても富有柿ですね。
11月に入り、寒暖の差が激しくなました。
霜が下りますと、甘味が増し・・・一斉に出荷が始まります。
老母の実家は柿園を営んでいます。
米寿を迎える伯父が、今年も大きく甘く実った富有柿を届けてくれました。
柿はなかなか気難しい果実で、手入れを怠りますと、機嫌を損ね・・
甘く大きく育ってくれません。その苦労を「桃栗三年柿八年」というのでしょう。
それに、昨今は、働き手が高齢化・・・手間暇掛ける労力が不足・・
富有柿への期待と裏腹に・・収穫量が落ちているのが現状です。
農業の工業化、あるいは大規模化、法人化が急がれます。
そんな特産・・・岐阜の富有柿・・県独自の品質改良が実ったのでしょう。
新ブランドの富有柿が2個で「32万4千円」で取引されました。
糖度の高い品種の「新秋」とサクサク感のある「太秋」をかけ合わせて、
県の農業技術センターが開発したそうです。(そんな品種があるの知りませんでした)
その富有柿は「天下富舞」と命名されました。信長の旗印「天下布武」を
もじったもので、岐阜発の高級フルーツとして、天下を取ろう・・
そんな気概が溢れています。
「天下富舞」 には3ランクあって・・・最上が「天下人」
上が「大将」中が「武士(もののふ)」で、基準は通常の富有柿が
糖度16から17度に対し、「天下人」の糖度は25度を超え・・
重さが310グラム以上の3Lサイズが目安とのこと・・・
それにしても、富有柿1個が16万円とは・・・正直驚きです。
伯父・・・ここらの柿園の大半は・・
「霜日を二、三度潜らせれば糖度25は超える。サイズは、そもそも300グラムは普通」
となりますと・・・この富有柿(写真参照)は・・・そんな値段なのですねぇ。
天下人・・・信長もビックリしているのでは・・・
高値がブランド化だと勘違いしていなければ良いがと・・思いつつ・・
謹んで、いただきます。ありがとうございます。Goto
コメント