読者は分かっていますよ、「カッカ」した特別紙面など掲載しなくても。
暇なのか、執念(しつこい)のか。まぁーよくもここまで喧嘩してますねぇと、
皮肉の一つも言いたくなる・・・朝日新聞と読売新聞の・・・
朝日が2012年3月に報じた「新人選手への多額契約金違反」報道への遺恨合戦。
5/9・読売は特別面を組んで・・・朝日の人権委員会は「誤報」記事を審理しないと、
社会面と合わせて怒りの大報道・・・一方の朝日は最高裁で決着したことを、
掘り返して審理しても意味がないと、「審理しない通知書」の全文を公開。
世の中が平和なんでしょうねぇ。天下の二大新聞がこんなことで・・・
この問題、司法の場に持ち込まれ「東京高裁は契約金報道の名誉毀損を認め、
朝日に330万円の賠償を命ずる判決」で決着した。
ところが朝日は誤報で決着したと謝罪するどころか「判決記事の根幹部分は、
真実だと認められた」と開き直る。
読売は「判決で敗訴したのだから、そんな記事があるか。記事の根幹部分が事実とは」と
激怒・・・取り消せと申し入れ。朝日拒否。それなら朝日の人権委員会に・・
名誉毀損されたんだ、委員会でちゃんと審理してくれと怒鳴り込む。
で、朝日の委員会も・・もう済んだことだ今更審理のしようがないと審理拒否。
拒否に憤った読売が・・・大々的に今回特別面での「カッカ」記事が。
暇な私はその記事を丁寧に読んでみて、読売の主張が良く理解できました。
巨人軍は新人6選手に契約金9億円の他に報酬加算金と称する27億円を
支払ったことは事実らしい。
読売は「朝日が球界の申合せ額を大幅に上回る契約金を結んでいた」というが、
報酬加算金の制度を理解せず、目安に過ぎない最高標準額の超過を不正と見誤った、
誤報記事だった」と書いているが、語るに落ちるとはこのこと。
契約金を二つに分け、片方を報酬加算金と言い換えただけのこと。
これを欺瞞と言わず何という。
それと、もう一つ、読売の「カッカ」記事で気になるところがある。
この問題の本質は巨人軍球団元代表が流出させた内部資料が記事の元になっている。
そもそも別の裁判で元代表に返還を求めた資料だ、それを使って書くとは・・
朝日は何と卑怯なことをするのか・・・と読売のどなたかが怒髪天にきて・・
朝日を許さん・・・となってこんな泥試合を・・・
私に言わせれば、なぜ、球団元代表者が内部資料を外部にばら撒くのか。
読売内部に問題があるのではないか。その責任を明確にすることの方が、
読売に求められていることではないのか。読者はもう分かっている。
巨人軍が結構乱暴に、金で新人の頬っぺたを張ってきたことは・・・Goto
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