白紙の表紙だから白書だそうです。中身も白紙では・・・・
こんなに次々と閣議決定されても消化不良になるのでは・・
そう思わざるを得ないのが、6/19に発表された白書のオンパレード。
読売新聞での抜粋を読んだだけだが、こんな程度で白書とは・・・
そもそも白書って何だい。
各省庁が所管とする行政活動の現状や対策・展望などを国民に知らせる報告書。
英国政府の報告書が白紙の表紙だったことから、白書というそうです。
政府の公式文書ですから、国民にとっては重要な文書なのですが・・・
このほど発表された白書は、重要なテーマばかりなのですが、
簡易なアンケートに基づく組み立てで、新鮮味がない。
大仰に白書などというほどのものでもない。
「子ども・若者白書」・・・国家100年の計は教育にあり、
子どもの教育に真剣に取り組むにはと・・期待したのですが、
16歳から29歳の男女1万人を対象とした就労意識調査を特集・・
「仕事よりも家庭やプライベートを優先する」と答えた人は64%
11年度の調査より11ポイント増。
働くことが嫌いになったようですね。
それとも、働き方改革のおかげで労働時間が減少、時間に余裕ができたのか。
働かなくても良い暮らしができるようになったのか。
家庭を大切にしプライベートを充実させるには、
まず仕事をしっかりやることだと思うのですが・・白書にはその記述がない。
「少子化社会対策白書」・・・子育て世帯が特典を受けられる「子育て支援
パスポート事業」の協賛店舗数は、1月末で19万5052店となった。
我が社も岐阜県が推奨するこの企画をお手伝いしていますが、
まだまだ、加入店不足。利用度不足です。頑張ります。
これだけが少子化対策ではありません。この白書には・・それが明確になっていない。
「高齢社会白書」・・・・収入のある仕事をしている60から64歳のうち、
69歳までの退職を希望する人が6割を超え、70歳を超えて働くことを希望する人は
3割にとどまった。55歳以上の男女を対象の1998人の回答で。
本当ですかねぇ。定年制がそうさせているのではないでしょうか。
働かせてもらえれば、70歳までは働きたい。そんな思いが、
高齢者の願いだと、古希を迎える私はそう思います。この部分だけ、取り上げては
白書の読み方が中途半端だと思うのですが、読売を読んでですので、お許し頂きますが。
高齢社会を正確に反映している白書だとはとても思えません。
白書の問題提起に答えを出し、実行するのが、政治です。
2018年度版の相次いで閣議決定された、この三つの白書・・・
ぜひ、言いっぱなし、書きっぱなしで終わらぬように・・・
白紙の表紙に実行のふた文字を入れて欲しいものです。Goto
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