読売と朝日、ライバルは子ども新聞でも競い合う。
新聞各社が、子ども新聞に力を入れています。
理由は、いくつかあるのでしょうが、加速する未購読世帯の増加を食い止めるには、
子どもに新聞の価値を理解させ、新聞に馴染ませることに尽きるからでしょうか。
もちろん、小学生から新聞を読むことで、読む力を養い、考える力が身につきます。
社会の動きやニュースに触れることは子どもの健全な成長に役立つに間違いありません。
その意味では、子ども向けの新聞は社会的な役割だといえます。
そのことに、子ども自身が気付いてくれることが大切です。
それには親がまず新聞を読み、新聞を日常生活に取り入れねばなりませんが、
最近の若い夫婦は新聞を購読しません。それで子どもに新聞を読もうと言っても、
なかなか浸透しないものです。
学校で新聞が教材に使われる「NIE」活動は、
子どもにとって新聞がいかに役立つかを認知させる上で重要な取り組みです。
NIE活動が指導要綱に取り入れられたことで、
全国的に新聞を使った授業が行われていますが、
残念ながら、教材になる新聞は、子ども新聞ではありません。
仕組みがよく分かりませんが、少なくとも、子ども新聞を教材にすれば、
よりわかりやすい授業になるのではと思うのですが、
どうも、子ども新聞を使っての授業をやっているところはないようです。
朝日新聞も読売新聞も、子ども新聞は二種類発行しています。
朝日、日刊の「朝日小学生新聞」は丁寧な作りで圧巻です。
週刊の「朝日中高生新聞」は大学入試に即決する内容で受験生必読と言われています。
読売新聞は、週刊の「読売KODOMO新聞」が月極めで500円とワンコイン、
今月から、12月まで中学受験用の特集もスタートしました。真剣度が伝わります。
「読売中高生新聞」も内容は充実しています。
両新聞社とも、もっとも新聞を購読している祖父母世代に、
孫のために、購読してやってはどうか、そんな呼びかけをしています。
マーケティングとしては適切ですが、残念ながら、その主旨が届いていないのが現状です。
Goto
9/7朝日新聞 9/20読売新聞
追伸
昨日の彼です。
10/11朝日新聞
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