ワクチンが難しいのなら「既存薬」をステージに応じて使用すれば・・・
長引くコロナ禍の影響で観光産業が瀕死の状態です。
このまま、数ヶ月も放置すれば、死屍累々となります。何とか手を打たねばならない。
私は日本の観光業をバックアップする政府のGoToキャンペーンを支持します。
私の苗字が後藤で、GoToキャンペーンだからではありません。
東京の感染拡大が続いている。第2波ではないかと感染症の専門家は言い・・・
クラスターは「夜の街」が原因だ、接待を伴う店は閉めろとメディアは報じる。
状況は悪化していて地方に波及すれば大変なことになる。政府よ、しっかりせよと。
そりゃそうでしょう。でも、だからといって、観光を止めてしまうのはどうかと思う。
昨日、急遽、東京は除くという中途半端な結論になりましたが・・・
しっかりと「コロナ対策」を立てている観光地ならば、出掛けて良いのでは・・・・
夜の店もそうです。対策を徹底しているのならば、営業を続けて然るべきです。
予防薬であるワクチン。世界中で急げば開発できると思っていましたが。
どうもそうではないらしい。コロナウイルスは「RNA」を遺伝子に持つ。
DNAの二重螺旋と違い、RNAは一重螺旋で構造が不安定、
遺伝子が変異しやすいそうです。ですから、中国で発生して以来、
5月末ですでに数百の変異が起こっているそうで、ワクチンが開発できたとしても、
一部のウイルスにしか効かないので容易ではない。
ワクチンが開発されるにはまだまだ時間が掛かる。
であれば、治療薬ではないか。既存薬の中にはすでに効果が報告されているものもある。
コロナの特徴でわかってきたといわれるのは、「潜伏期」「初期段階」「重症期」の
三つのステージに分かれている点である。であれば、ステージごとに
既存薬の効能を整理して使えば、治療が可能になるのではないか。
これは、京大のノーベル賞学者本庶佑教授の説だが、
欧米人の死者は百万人あたり約5〜600人だが、中国は3人で日本は7人。
衛生状態が良いとはいえないインド・パキスタン・バングラデシュでも10〜12人程度。
山中教授が探し求める「ファクターX 」なるものは人種が持つ免疫力ではないか。
日本人と欧米人では免疫を左右する「HLA」(組織適合性抗原)が大きく異なることが
以前からわかっている。仮説だが多くの日本人が新型コロナに強いHLAを持っていることが
ファクターかも知れない。断定できないがと本庶教授は言う。
であれば。乱暴かもしれないが。感染のステージによって既存薬が
効能を発揮するとなれば「PCR」検査を充実させれば、対策が立つってことではないか。
そういえば、安倍首相が1日に2万人の検査ができると言っていたが、
それが遅々として進まなかったのは「専門家会議」が検査すれば感染者が増え、
重症化して医療崩壊が起きるから、検査は控えろといっていたからではないか。
時は移ろうのです。多くの経験が知恵を生みます。
「PCR検査体制」を充実させ、陽性者のステージを確定して
治療薬を投与するシステムならそんなに無理な話ではない気がする。
PCR自動検査装置が日本で製造されているというではないですか。
感染拡大で揺れるGoToキャンペーンですが徐々にスタートさせながら、
経済を前に動かすべきです。
政府にここは踏ん張りどころ、腰砕けになるな、怯むなと申し上げたい。
まずは観光産業から死者を出さぬようコロナ禍と付き合っていきたいものだ。Goto
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