新しい常態って、年末の場合はどんななんでしょうか?
なんとも気の重い年末ですね。忘年会があるでなし、
イルミネーションもなければ、旧友と「やぁやぁ」と語り合うでなし。
大掃除をするのも気が乗らないし、かといってやらぬ訳にも行かず・・・
年賀状を出すのも辞めたし、わざわざ出さないというハガキをだすのも
おかしな話だし、ごく自然に来ないなぁ・・あいつ年賀状を辞めたのかと
思ってもらうのが平和な気がするが、死んだと思われるのもシャクだし。
メールで年賀とするには、頂いた方の大半が未登録だし・・・
いちいち調べるのも億劫だしなぁ・・なんてブツブツ言いながら、
食料品でも買いに行くのが良いかと思うのだが、別段「おせち」など
食べたくものないのに、マスクをはめて、手洗いを繰り返しながら、
スーパーに行けば「密」は避けてといわれそうだしなぁ・・・
結局は、会社に出社して、机の周りをゴソゴソと整理して、
この1年間のなんだかんだを反省しながら過ごすのも一考ってことに。
だから、出社するのだが、間が持たず・・・
ロビーに吊るした真っ赤な「南天玉」を見上げています。
説明します。岐阜県の郡上市は「南天」の産地。南天の実に雪が降る風景って、
とても情緒があり哀愁を誘います。郡上ではその南天の実を「玉」(写真参照)にして、
縁起物で販売しています。(今年はなぜか不作で販売量が激減でした)
南天を「難が転じる」と厄除けに。真っ赤な実は月日が経つと黒ずんできますので、
「赤字が黒字に転換する」と業績向上の縁起物として重宝がられています。
我が社では毎年・門松代わりに年末に差し替え、1年間を通してロビーに吊します。
年末の我が社の風物詩です。
それと、我が社の受付には「花もち」が飾られています。
今年も飛騨の尊敬する友人が「真っ白な花もち」を贈ってくれました。(写真参照)
飛騨では寒さが厳しい冬・・・かつては生花がなかったことから家庭で「花もち」を
飾ります。今では無病息災・家内安全の縁起物として全国に出荷されています。
今年1年間の感謝を込めて、新しい「花もち」と差し替えました。
これも我が社の年末の風物詩です。
凛とした「花もち」に厄災に悩まされないようにと
訪れた人たちの分まで願いを込めて飾っています。
出社して・・結局は・・・年末で例年と変らぬ年末らしさを味わえるのは
「南天玉」と「花もち」を新年用に入れ替えただけですが・・・
なぜか新鮮な気分になりました。
新しい常態っていったいなん何のでしょうねぇ。Goto
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