受容

次年度の予算編成を眺めながら・・・晦日に思う
晦日です。今年もあと2日間です。色々あり過ぎたくらいありました。
コロナ・コロナ・コロナに明け暮れた1年間でした。
いや、今尚・・・コロナ・コロナです。でもアッという間の1年でしたね。
2度手術しました。おかげで老いを知りました。
緊急事態宣言が発令され、経済が止まりました。
人に会うなといわれ、人間関係が遠くなりました。
去年までの日常がスゥーと消えました。
人間社会ってこんなに脆いものだとわかりました。
習慣だ、様式だ、文化だと大切にしてきたものが本当に大切だったのか。
不易流行なんて言葉がありますが、不易ってなんだと考えさせられました。
2020なんて年は無し。消しゴムで消せれば良いと思っています。
でも、過去になっても現実は消せません。
そこで決めました。「受け容れようと」この世で起こったことです。
「すべて善し」と受け入れてしまえば、2020を「受容」する・・そうすればスッキリします。
弁証法的ですが。この1年を「善し」と受け入れてしまえば・・・
起こった出来事を冷静に分析できます。そうすれば「否定」すべきは否定できます。
「善し」と認め「否」と反論すれば、そこから導きだされるものは「合」です。
年末恒例。政府が21年度の予算(案)を発表しました。
コロナに振り回され予算編成も従来の仕組みが壊れた感がありますが、
総額106兆円・15ヶ月予算だということで20年度の第三次補正の20兆円も加え、
空前の大型予算です。
感染拡大防止に予備費が5兆円組まれ、補正と合わせ10兆円です。
ワクチン代金もここに含まれているのでしょうか?
デジタル社会には500人規模でのデジタル庁新設の覚悟が示され、
グリーン社会には野心的な二酸化炭素排出削減の予算が組まれ・・目玉政策に重点が。
私が注目する・・・「活力ある地方」では地域創生テレワーク推進事業に予算がつきました。
地方創生推進交付金事業には1000億円の予算が計上されました。いずれも注目です。
それに、観光分野では意欲的な目標を掲げていますが、不透明です。
地方交付金は17.4兆円で0.9兆円が増額されました。
この数字を眺めながら、果たして前年度の何を踏襲しているのか、
何を否としているのか。導き出された大型予算にその整合性が問われるのは、
いったいいつなのでしょうか。
国家の財政がコロナで壊れたなんて日が来ないことを祈りたい。
その時はその時で「受容」すれば良いか。Goto

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