東京転出40万人

地方への移住・定住のチャンスです。
総務省の公表です。2020・住民基本台帳の人口移動報告では
東京からの転出者数40万1805人。転入者数43万2930人だそうです。
東京への転入超過数が半減、一極集中に翳りがでたのではと注目されています。
まだ転入者の方が多いのですが、転出者数が前年比で4.7%増えたのは特筆すべきです。
背景はいくつか考えられますが、コロナ禍で地方移転を希望する人が増えていること。
感染拡大防止のためのテレワークが広がったのも要因のようです。
ふるさと回帰支援センターへの問い合わせ件数が前年比で4割増えたのは、
コロナ禍で失業したり収入が減って東京暮らしに見切りをつける人が増えたこと。
このケースは東京近県ではなく、生活費の安い地方への移住を考えているようです。
それと、政府が21年度には東京で仕事を続けながら地方に移住すれば
100万円の支援金を出す。地方自治体も住民のテレワーク環境を
整備するために予算を増やす。だから、東京から転出する、そんなケースもあるようです。
昨今、基礎自治体の最大の課題は人口減少です。何とか移住・定住を増やしたいと
支援金や住宅手当などの予算を組んで対策を立てています。問題は地域が如何に
風光明媚で好環境であっても、仕事・働き口があるかどうかです。
第一次産業なら・・・と言っても、現実的ではありません。
地場産業など、それなりに地方都市を代表するような企業がないと、移住までには
至らないようです。ということは、地方で職場が増える必要があります。
私の持論です。「虫は明るいところに集まる」人間も同じです。
不夜城・東京への憧れが失われるようなことはないと思います。
となりますと、東京からの転出が増えたのは、
コロナ禍での一時的な現象ってことではないでしょうか。
でも、地方の人口を増やす切っ掛けではあります。
となりますと、人間には帰趨本能があります。東京に出て行ったが・・
ここらが見切り時と故郷を振り返る人がいるはずです。
「ふるさと回帰運動」が一番効率的ではないでしょうか。
総務省の東京転出者が40万人を超したことは・・・
大きな時代の流れかも知れませね。Goto

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