毎日新聞は夕刊を廃止すべき・・・

20の原酒をアッサンブラージュし一年間熟成した酒が・・・
9/28付・・・中日新聞の夕刊です。
日本酒好きの私ですが最近はビール・ワイン党で、さっぱり呑みません。
9月28日・・・中日新聞夕刊・こんな記事が目に止まりました。
「ワインの名手・日本酒を醸す」・・・フランス人が日本酒造り?
あの建築家・隈研吾さんが設計した、酒蔵が富山県・立山町に・・・
写真で拝見するだけですが・・・「ひとつ屋根の下に」がコンセプトとか。
二階建1800平方メートル、外観は焼き杉を用い、屋内の天井からは富山県産の
杉板がつられ、壁紙は白岩産米のもみ殻を散りばめた和紙。風格がある中に温かみが。
さすが・・木造の国立競技場を設計した隈氏です。ぜひ行って見たい。
酒蔵です。洗米場やこうじ室、大小52基のタンクが並ぶ貯蔵場などの酒造施設がこの建物に。
同時にコンセプトの通り、ひとつ屋根の下に事務所やレセプションルームが備わっています。
「酒を造るだけでなく、人が集まる楽しい場所」をと・・・
こんな発想は従来の酒蔵にはないですね。
この酒蔵のオーナーは「ドンペリニヨン」だそうです。あのフランスが世界に誇る・・
シャンパン「ドンペリ」の5代目醸造最高責任者です。世界一のワイン造り「レジェンド」が
この酒蔵のオーナーなのです。彼は「日本酒は日本の哲学・美学を具現化している。
日本のDNAそのものだ」と日本酒に魅了され、日本酒造りに精魂を傾けていると。
きっかけは2000年・京都大徳寺で精進料理と日本酒で昼食。
そこで、日本酒に目覚めたのだと。そして同僚のフランス人と18年後
富山で酒造会社「白岩」を立ち上げ、20年7月・日本酒・酒名「IWA5」を発売した。
私が知らないだけだったかも知れないが、
日本酒って、その酒蔵でできた酒だと思っていたのですが・・・
実は何種類かの原種をブレンドして仕上がるようです。
考えて見れば、大手メーカーの酒は全て自社酒蔵では量が間に合わない、
他の中小メーカーから原酒を買ってブレンドし、商品化しなければですね。
そのブレンド(アッサンブラージュ)することを醸すっていうのだそうです。
この「IWA5」は世界一のワイン造りレジェンドが、約20種類の原酒を
アッサンブラージュしたものを1年以上成熟させて市場に出す。
酒って、一年酒なんです。秋米が獲れ、それを冬に醸造し、春に新酒として
飲むものだと思っていました。その新鮮な酒が美味いとも。
日本酒をブレンドして1年熟成させて・・・飲むなんて・・
そんな酒は古酒といって、通が飲むものではないと思っていました。
関係者は言う「レジェンド氏には頭に味の設計図がある。1%足らずしか含まれていない
原酒もあり、それがあるかないかでフィニッシュ(熟成後の味と香り)がまるで違う。
彼だけの特別な才能」だそうです。それって、日本でいう杜氏のことじゃないですかねぇ。
で、19年秋に仕込んだものが今年の5月にお目見え、公式webショップで、1万1300円で
発売されているそうです。高いですねぇ。ドンペリよりは安いですが。
日本の有名な杜氏は「一口飲んで人生が変わる味だった」と「個々の酒を混ぜ合わせる
だけで、加法(足し算)ではなく乗法(掛け算)で味や香りが広がる」とも
こう聞けば・・・手にしてみたいのだが・・・取り敢えず、富山に行ってみるか。
と思って、記事を読んだのですが・・・
驚きです。次の日、9月29日・・・毎日新聞の夕刊・クロスロード「人生のとき」の
コーナーに全く同じ記事と写真が掲載されているではないですか・・・(写真参照)
中日新聞には文・写真とも名入りでの掲載、毎日は名が入っていません。
多分ですが、中日に「共同」と入っています。共同通信の配信記事だと思うのですが。
天下の毎日新聞が1日遅れで中日新聞と同じ記事を掲載するなんて・・・
それでも全国紙ですか・・・
いかに毎日新聞の夕刊が読まれていないかの証左です。
毎日新聞さん、もう無理しないで、夕刊は廃刊にしてはどうですか・・Goto
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