新聞ってどうあるべきか。考えねばならないラストチャンスかも・・
ご存知の方はいないでしょうねぇ。
新聞って、基本は昨日起こったニュースを報道するメディア。
それも、バッドなニュースをより大袈裟に記事にすることを旨とする。
理由は、「当たり前に書く」と読まれない。
「初めての出来事」「日本で初」「世界一の・・・」なんてことになれば、
ニュース性が高まる。そうなれば、購読者が価値を覚え、購読が継続される。
そんな穿ったものではないが。商業新聞っていうのは、そもそもそう言うモノ。
だから、読者は極々ありふれた記事に興味を示さない。と新聞社の編集局は思い込んでいるので、新聞記事は暗いニュースや重い話題が多い。昨今の読者離れには、新聞を購読していると気が滅入る。だから止める。そんな声も多い。
毎日新聞です。毎月第一火曜。くらしナビのコーナーがあり、
そこに「希望新聞」って題する、思わず応援したくなる記事が掲載されます。
そもそも毎日新聞の購読部数は1997年・新聞部数最盛期・300万部台、後半。
今では朝刊・135万部。夕刊は43万部です(ABC調べ)往時の3分の1です。
何をやっても新聞の発行部数は減少するばかり。今ではどこに原因があるのかも
真摯に捉えていないのではと疑いたくなります。どう考えてもです。物事を斜に捉え、必要以上に大袈裟に記事を書くのが習慣化された新聞記者が、企業経営を担っているのです。それではねぇ・・・・
遅きに・・とは申しませんが。
毎日新聞の「希望新聞」ちょっといい話。心を和ませ感動し、応援したくなるような記事が掲載されています。私が目にした「希望新聞」は24年・能登半島地震で被災した輪島塗職人の話です。
自宅は全壊・工房も半壊・一時は京都へ疎開。
しかし、望郷の念消え難く、志賀町に戻り、工房を再開。
今回の地震と24年9月の能登豪雨で、公費を使って解体される建物は
約4万棟。愛着のある自宅を解体せねばならない。
「この廃材を使い「おわん」として残せば、子や孫でも使える。
なくなった家も浮かばれる。これが僕たちのできることではないか」
そんな思いでおわんづくりをする輪島塗職人の話です。
輪島塗・関連産業に携わる人は1990年のピーク時、2893人。
地震を機に廃業したり、市外に工房を移したりする職人もいて、
「現在の従事者は600人ほど」市の担当者。存続が危ぶまれます。
輪島塗の「おわん」、高価なモノです。
我が家にも台所の奥に大切に保管されています。
少し大ぶりなので、正月・お雑煮を頂く時にのみ使用します。
それ以外は出番はありません。若い人はどうでしょうか。
毎日新聞・新聞自体が、自民党政権に批判的な新聞です。
それはそれで、価値がありますが。でもです。
今はイデオロギーが政治を支配する時代ではありません。
まずは、批判のための批判をしない。そして新聞全体を「希望新聞」に
すれば、読者が安心して毎日新聞を読むでしょう。
そして、その先に、毎日新聞を購読すると、心が和む。
元気をもらえるってことになるのではないでしょうか。
135万部のひとりとして、ここらが最後のチェンジじゃないかと思う。Goto
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