もっともっと多様性を受け入れる社会になって欲しいものですね。
私にはデリカシーがない。感性のネジが緩んでいるのではないかと思うほどに鈍い。
エッ・・・それって若い時から?そんな質問に。う〜ん、と唸って考えてみると、
雑踏とか喧騒とか・・・その時々の音を嫌だと思うこともなかったし・・
パン屋さんの前を通ると感じる香ばしい匂いは好きだし、どんな匂いも気にはならない。
それをむしろ自分は感性が鈍いと思っていたのですが・・・最近は、どうしたことか、
視聴や聴覚、味覚、触覚などの感覚が気になって仕方がない。
例えば・・・JRの電車の車掌の声・・まるで、子供の頃、嫌悪感を持った母親の
口うるさい説教のよう。マスクを付けろとか、ドアのそばから離れろだとか・・
英語で次の駅名を言うとか・・耳について仕方がない。途中で下車したくなる。
食べ物もそうです。私に嫌いな食べ物はない。人でも食う奴だと揶揄されるほどに、
くさやでも香菜でも豆腐の腐敗したような臭いでも、美味しいと思って食べるのに。
最近は臭覚が鋭くなったのか(そんな筈はないですよねぇ)味覚に過敏になったのか。
食べれないモノが多くなりました・・・
それって・・・老化現象じゃないのか。そんな風に言う人がいますが・・
ひょっとしたら、感覚過敏という病気かもと。エッ。元々デリカシーだったんだと。
そんな私が、感覚が過敏になる病気だなんて・・・それこそ、びっくりです。
でも先日、岐阜市役所でマイナンバーカードの申請に行きましたが、
まぁ・・なんとうるさいことか。何番の番号札をお持ちの方は、なんばん窓口へ行けと。
スマホで教えてくれるか。表示の合図だけにするか。もう少し考えたらと思います。
ですから、やっぱり・・私は感覚過敏症ではと思ったりもします。
でも最近、感覚過敏症の患者が増えたんですって・・・ですから。
小樽の水族館では聴覚過敏な人たちのために「音のない水族館」と冠した取り組みを
不定期ですが、開催しているのだそうです。大音響でやるイルカのショーなど、
ガンガンとがなりたて、観客を煽るのではなく・・・解説をなくして、
次の演目は紙に書いたボードで説明するだけ。水音やイルカの息遣いや、
調教師の仕草音などが聞こえて、とても新鮮なショーだと評判です。
また、商業施設では店内放送の音量や照明を控えめにする取り組みが広がっています。
「店内のBGMや呼び込みの声が耳に刺さって頭痛や体調不良を起こす人も多い」ので。
感覚過敏の症状のある人たちがショッピングしやすくするための配慮だそうです。
感覚過敏症への配慮は、数的には些細なことかも知れません。
それでも、提供する側に配慮があるってこと、それがダイバーシティです。
多様性を認める社会こそが、暮らしやすい社会をつくることになるのです。
それにしても・・・デリカシーが全くない、と思っていた私がねぇ。
エッ・・・それは感覚過敏じゃなくって・・老爆の一種ですって。あわわわ・・・Goto
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