島とは自然にできた陸地、水に囲まれ、満潮時でも水面上にあるものです。
これは驚きではありませんか・・・学校で多分、中学かな。地理の授業です。
日本列島、この国に島は幾つあるのか。そんなことを教わった記憶がありますね。
その時の記憶は定かではないですが・・・・3000島ぐらいだったと思うのですが・・
みなさんの記憶はどうでしょうか・・・
1987年に海上保安庁が公表した国内の島の数は、6852島とされていました。
海保は、当時、外周が100メートル以上の島を海図など紙の地図を使って手作業で
数えたそうです。ただ、小さな島は記載を省略したり、複数まとめて記載したりする
ケースがあったとか?
1987年って、35年前です。手作業とは、伊能忠敬の時代とあんまり違わないですね。
それと、縮尺が大まかな海図しかない海域もあり、正確な数の把握は難しかったようです。
いい加減だったってことでしょうか。
このほど、政府が35年ぶりに調査したところ・・・1万4125島あるとわかったそうです。
倍増です。驚きではありませんか。今回の調査は国土地理院が電子化した地図をもとに
コンピューターで自動計測した結果だそうです。
となりますと、島とはどんな概念かということになります。
島は国連海洋法条約で「自然にできた陸地で、水に囲まれ、満潮時でも水面上にあるもの」と
定義されています。
不思議に思うことがあります。87年では数に入っていなかった島は、
一体だれのものなのでしょうか。所有者は誰なのでしょうか。当然に島として
登記されていないので、持ち主はいないってことになりますが・・そうでしょうか。
もう少し話を広げますと。例えば、東南アジアの島国である。
フィリピンやインドネシアでは島の数はどうなっているのでしょうか。
日本よりも調査が進んでいて、正確な島の数が把握されているのでしょうか。
そうであれば・・・日本の国土地理院は、怠慢だと言えませんか。
でも把握されていないとするならば・・・海洋強国を目指す中国が・・
この島は俺の島だと、そこに軍事基地を建設しても・・・フィリピンが
自国の領土だと認識していなければ・・論争になるだけで、
主張が通ってしまうことになりませんか・・・
日本の場合、特に沖縄県の島々については・・・
厳密には領海の広さに関わる国境離島は、政府が別に詳細調査をしているので、
影響はないと思うのですが・・でも覇権主義の亡者となっている中国です。
どんな難癖をつけて、自国の島だと言い出すかわかりません。
私の感覚では、この時代です。衛星写真で把握すれば、
こんなことにはならないと思うのですが・・・政府の危機意識でしょうか。Goto
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