大手ビール4社決算

たかがビール、されどビール、経営方針で収益に差がでるものですね。
こんな歌をご存知ですか・・・
私は、酔っ払うとよく歌って、笑われます。
でも作詞は北原白秋・作曲は橋本國彦で、味わいのある歌なのですよ。
「ころがせ ころがせ ビール樽 赤い入陽の なだらか坂・・
     止めても 止まらぬものならば  ころがせ ころがせ ビール樽」
これだけの歌詞です。白秋の歌です。それが名調子で繰り返すと
宴席が愉快になって、楽しくなるのです。簡単ですから・・・あなたもどうぞ。
まだ・・・大勢でわいわいはなしですか?
22年12月期・ビール会社大手4社の連結決算が出揃いました。
コロナ禍で沈み切っていた・・経済活動が再開したのですね。
飲食店向けの需要が回復、4社ともに増収益を確保しました。
こんなところにも円安の影響が出るのですが・・
海外比率の高いアサヒビールグループは売上2兆5111億円と12%の伸び。
利益1110億円で85%アップです。サントリーも2兆9701億円と過去最高の売り上げを計上、
1362億円の利益となりました。海外戦略が功を奏したのですね。
キリンは中国の飲料大手との合併解消による売却益などで、最終益が87.7%増。
コロナ禍での家飲みが増えて、特に第3のビール「本麒麟」の売れ行きが好調だったようです。
海外戦略を見直したってことです。アサヒは更に海外に舵を切り・・
サントリーはビール以外の他の分野へ。キリンは国内重視へと・・・
経営姿勢の違いがありますが、それぞれに時代の波に乗った感があります。
私の感覚では、キリンの売上が4社ではトップだと思っていましたが・・
利益ともに3位に甘んじているのは意外です。それと、サッポロ、売上・4784億円・
利益は54億円で55.8%減と苦戦。4社の競いから脱落した感があります。
大手4社と申しても、コロナ禍で苦境に陥る状況は同じ。
それでもここまで明確に差がでるってことは・・・それぞれが同じルールで
営業しているのですが・・・経営とは奥の深いものですね。
私は最近、酒はビールが中心です。
自分が呑むビールを思い起こしてみますと・・
自宅ではキリン一番搾りかな。でもよく行く飲食店ではアサヒドライです。
でも・・・この数字を見たので・・・今日からはサッポロを応援するかな。
ころがせ ころがせ ビール樽。
春だビールが美味い季節だ。Goto

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