ジンパ

あのジンギスカン鍋って使っているかなぁ・・・

この地方では羊肉は滅多に食べない。スーパーなどでも販売はされていない。
特徴的な匂いがで苦手な人が多いのが理由らしい。それと羊を飼う、養羊がないのも理由かも知れない。

私は若い頃、札幌のススキノで、竹の皮に包んだ生の羊肉が一人前づつ小皿に乗せて出てくる。それをカウンターに設置されている七輪に小ぶりのジンギスカン鍋に乗せ焼いて食べる。独特のタレが食欲を唆る。三角錐の形をした徳利をその七輪に立て掛け、北海道の酒を燗付け。コップで煽り仲間と口論しながら皿を積む。徳利を何本も立てる。その味が忘れられない。

だから、ジンギスカンは大好きだ。今日は「羊肉の日」だそうだ。知らなかったが。4(羊)29(肉)の語呂合わせ。北海道の岩見沢市に月2回しか開かない変わった博物館がある。もちろん新聞で知ったのだが。会館から8年になる。

私設博物館の名前は「ジン鍋アートミュージアム」展示されるのはジンギスカンで使用する「ジンギスカン用鍋」多種多様の鍋が所狭しと並ぶ。マニアックさでは唯一無二の世界観が楽しめるとか。なんでこんな風変わりな博物館が。きっかけはジンギスカンパーティを略した「ジンパ」の研究を始めた人がいて「古い鍋があれば研究に助かる」と声がけされて収集したのだそうだ。

収集するにつれて、実に多彩な鍋が見つかった。仲間達と100種類集まったら、博物館をと奮起した結果、186枚になった16年に民家を改築してオープンしたとか。今では鍋などジンギスカンに纏わる品も合わせて550点を超える資料を所蔵しているとか。館長なかなか粋な方のようで、「羊肉の日」そうです。今日、冬場休館していた博物館の営業を開始。誰でも参加できる「ジンパ」を博物館前で楽しむのだそうです。

参加者は1人500g程度の羊肉を持ち寄り、思い思いの貯蔵品の鍋を使って館長特製のタレで頂く。500円払えば、道産の野菜や行者ニンニク(これも好きだなぁ)や山わさびなども楽しめるとか。「ジンパ」の狙いは「おいしく羊肉を食べるために作られたジン鍋。ジン鍋の真価は使うことにある」との思い。
イベントが開かれる時は必ず「ジンパ」をやるそうな。楽しそうですね。

我が社のハッピーメディア・地域みっちゃく生活情報誌・SORAは滝川市にある。滝川市のジンギスカンといえば「松尾ジンギスカン」4年前の4月、仲間達と一緒にワイワイと頂いきました。その際に「松尾ジンギスカン専用の鍋」を購入したっけ。鉄鍋です。重いので私は持ち帰りはしなかったが、最近、自宅でジンギスカンはやらないと言っていた仲間たちが持ち帰った。どうなんだろう。

岩見沢と滝川はJR函館本線の沿線。旭川に情報誌を出す計画も。
こりゃ、ジン鍋アートミュージアムを尋ねつつ、苫小牧の仲間も呼んで、
「ジンパ」をやるしかないね。いや、松尾ジンギスカン本店でのジンパかな。
それまで、羊肉の日はお預けだ。
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