新生Vポイント誕生

ポイントサービスの目的を理解して、賢い消費者に・・・

さてさて。ポイント戦国時代に突入です。
どこのポイント会社が優位に立つのか?口火を切ったのはTポイントと三井住友カードのVポイントの統合です。先行する楽天ポイント、NTT・アマゾンのdポイント、KDDI・ローソンのPonta、そしてソフトバンク系のPayPayとの競争です。

あなたはどのポイントに加盟してますか?私はdポイントとPayPayです。
そうそうPontaも持っています。そもそも論で恐縮ですが。ポイントサービスというのはマーケティング用語です。英語ではLoyalty program(ロイヤリティマーケッティング)と申します。

ポイントサービスの狙いは二つです。
欧米と違って、日本では金の皮をかぶったおまけか、おまけの皮をかぶったお金か?買い物で貯めるポイントはどっちつかずの存在で、独特の発展をしています。

企業の目的は二つです。
一つは顧客の囲い込みです。「より多くの顧客がより多くのお金を落としてくれるか」「いかに今いる顧客に逃げられず、かつ新規でも顧客を獲得することができるか。おまけという付加価値をつける狙いです。

もう一つは顧客情報をマーケティング利用するためです。加盟することで顧客情報を収集できます。そしてデジタル管理できれば顧客履歴を追うことができます。企業のマーケティング戦略に役立てるのが狙いです。実にわかりやすい目的です。

新Vポイントは登録数旧Tポイント約1億2800万人。Vポイント約2000万人、1億4800万人のデータが確保できる。重複を省くとそれでも日本で最大8600万人規模になる。さらに三井住友カードを使った決済でも100円で1ポイント貯まる。溜まったポイントは国際的なカードブランドVISAに加盟する国内750万店、海外1億店で、1ポイント1円として使える。結果他のポイントよりも使い道が広がることになって、他社から一歩抜き出たことになりました。

これでポイントサービスは、携帯4社の争いが先鋭化・戦国時代です。
次に来るのは、還元ポイントの率ってことになる。還元の原資はお店・企業が出すことになります。我が店はポイント還元はしない。そんな店も、企業もでて来るかも知れませんね。

それと、このポイント戦争に巻き込まれないよう賢い消費者になる必要があります。それには、4社の会員になることなのかも知れません。そうなったら、囲い込んでしまうのです。あとはマーケティングの勝負ってことでしょうか。Goto

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