日本経済を左右するのは、中小企業の淘汰・再編か賃上げです。
成人式も終わりました。
旧暦では1年初めての満月にあたる1月15日(小正月)もすぎました。
今年はカレンダーの巡りで6日からの仕事始め多く、実質的には7日で
正月気分はぶっ飛び、正月飾りを燃やす「左義長」も済みました。
さぁ・・・25年、本格始動です。エンジン全開で参りたいものです。
今年の日本経済、どうすべきか。まずは25年の賃上げをどうするのか。
これが景気を占う最大のポイントです。
24年、賃上げの機運は盛り上がりました。
その結果、日本経済が底を打ったと言われています。
25年は「デフレマインドから完全に脱却して金利のある世界に入り、
経済の新たな成長ステージに向かう重要な年」そんな位置付けです。
24年の春闘は大企業を中心とした賃上げ率が33年ぶりとなる5%超えの
高水準になり、25年もすでに7%以上の賃上げを表明する企業も出ています。
賃上げの流れは初任給に依拠します。ユニクロは初任給を33万円に引き上げると公表しました。初任給が上がれば、その企業の全てのベースが上がります。
25年の賃上げが実現すれば3年連続で歴史的な高水準が続きます。
2%程度のインフレ。それ以上の生産性の向上。そして賃上げ。
この好循環が、社会に定着することで、日本経済が円滑に回ります。
問題は中小企業です。
それなりに賃上げが進んでいますが。まだ懐疑的。そこを突破できるかどうか。
ここが25年を占う根幹ではないでしょうか。賃上げして倒産では元も子もなくなります。引き続き最低賃金の大幅アップなど政治的な介入も必要となります。
誰も、なかなか言い出せないのですが。賃上げに耐えられない中小企業の淘汰、再編を恐れない。そんな姿勢も必要なのではないでしょうか。そうなれば雇用の問題として、人の流動化が起こります。もちろん「中小企業の賃上げを巡っては取引適正化の支援や価格転嫁の率を引き上げていくことなど政治的な介入があって然るべきではと思います。
労働組合・連合は25年の賃上げ目標について中小企業向けの要求水準を
「6%」以上にするとの方針を掲げています。この数字を基調として、政府・経済団体・労働組合が一体となって、推し進めるマインドが醸成された時、
25年が今後の賃上げの定着を左右するでしょう。
評論家のようなことを、申していますが。
我らが中広グループも、中小企業ですが、3年連続で思い切った
賃上げに踏み切らねばならないと考えています。
中小企業の場合、いつも鶏が先か卵が先かの議論になりますが。
私は鶏が先であるという覚悟を中小企業の経営者は持たねばならないと
思っています。経営者の宿命として胃が痛いですが・・・Goto
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