どんな人材を輩出するか?大学は使命を忘れてはあかん。
噂の「フジテレビ」で放送されたドラマ「119エマージェンシーコール」ご覧になりましたか?(25年1月からスタート)清野菜名さんが主演・横浜消防局の通信司令センターを舞台に119番に架かる電話が命を繋ぐ司令管制員の物語です。
ドラマを見ながら思いました。
「ハイ119番です。事故ですか?事件ですか」この呼びかけに「児童虐待ですか」が加わったら良いのにと。189番を浸透させねば・・・・
岐阜・朝日大学・この4月から「救急救命学科」が誕生しました。
救急救命士を育成する学科です。昨今、学生数の減少で私立大学の定員割れ6割に及び社会問題になっています。とりわけ、それでも大学を増やし学科を新設し続ける文科省の無策に批判が集まっています。
救急救命科の新設は、全国的な救急出動件数の増加が背景にあります。
総務省・消防庁のまとめでは03年483万件だった架電が23年には
764万件に及びます。今後も高齢化による救急救命士の養成は急務です。
救急救命士は国家資格です。
救急救命士の役割は傷病者がいる現場で気道の確保や心臓機能の回復など救急対応にあたります。必要とされる職種は、消防署の救急隊の他、海上保安庁や自衛隊、警備会社など多岐に渡ります。高齢化社会です。必要性は益々高まっています。現在、有資格者は日本全国に7万人といわれます。
朝日大学・初の入学生は45人。学科長の小倉真治教授は「学科の設置は全国で8番目、教員陣には、現場を知る救急救命士・救急医など優秀な人材を集めることができた」「目指すのは医師に匹敵する知識と技術を持つ人材の輩出」ですと意気込む。
新入生は、入学後、人形を相手に、胸骨圧迫と人工呼吸、両手を重ね合わせて
胸を押し込み、全身に血液を送る訓練を開始している。小倉教授は「4年後・初の卒業生が現場で、命を繋ぐ尊い仕事にしっかりと向き合える力を身につけさせたい」と。意気込む姿が眩しい。
いちはやく119エマージェンシーコールの現場にも立って欲しい。
それにしてもです。若者は国の宝です。大学関係者には定員割れに頭を悩ましていないで「社会に役立つ」人材を送り出して欲しいと願います。いや、文科省に言うべきかも知れない。
朝日大学の救急救命士を養成する新学科に期待す。Goto
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