参院選・消費税減税って本当に正しい政策か?
石破政権・誰が仕切っているのか。森山裕幹事長ですね。
令和の米騒動。小泉米大臣・奮闘中です。冷静に考えて下さい。
大臣がやっていることは「備蓄米」を廉価で販売しただけです。
もちろん、江藤前大臣は米高騰に、何もしなかった。いや農政族議員として
農水省のこれまでの農業行政を継続することが存在意義だったのです。
それに触れるようなことは、やりたくないし、やらないのが基本だったのだが、
講演で別段特別なことを言ったわけではないが揚げ足を取られ更迭。
そして、小泉旋風。これって誰が仕組んだのか。
発言が問題になったとき、石破首相は続投を決め、注意しただけ。
それが世論の風当たり強くなったので一転、首にした。これって首相の判断だとは思えない。当然に、この政権を仕切っている森山幹事長の判断。
森山さんといえば、弱小派閥のトップだったことと、農政族のドンが看板、
それに叩き上げの苦労人。選挙地盤は、鹿児島「税調のドン」と言われた故山中貞則の後継。派閥が解消された自民党で、一気に頭角を表した党人派。
農水族のドンが、農政改革をライフワークとする小泉進次郎氏を農水大臣に
据えて暴れさせる。考えてみて下さいよ。備蓄米には限りがある。いくらで売ろうとそれまで。一時的にでも国民の関心がそこに注がれ、小泉人気が出れば、東京都議会選挙には間に合わないが、参院選の自民党劣勢が和らげば幹事長とし重要なこと。米騒動は、ひとまず収めておいてじっくりと農政改革すればよい。うがっているかも知れないが。これぞ腹のすわった政権党の幹事長だと思う。
その森山幹事長。
参院選で「消費減税」を争点にするっていうではないか。
それも弱小野党が訴える消費減税はしない。消費税を下げるような公約はどんなことがあってもできない「政治生命をかける」と覚悟を示した。
このド迫力に、消費減税を参院選の公約に入れてもいいかな。なんて思っていた石破首相がシュンとなって方向転換。自民党の中堅議員たちも「参院選の目玉」になると息巻いていたが、トーンダウン。積極財政派の若手議員には「恒久財源を示せ」と怒鳴り返し。フラフラした公明党もビビって沈静。結局は自民党の税制調査会も尻すぼみ。
私は消費減税反対の立場です。こんな公平な税制度はない。
この森山幹事長の「政治生命かける」発言に、これで参院選で負けたとしても本望であると思っているのでは。そこが強かなのだが。
ひさびさというか戦後政治・最後の党人政治家を見ました。
師と仰ぐ、山中貞則元政調会長。3%の消費税を導入。直後の1990年衆院選で落選。その後国政に復帰した。森山氏は80歳を超えた。この役職が最後だと思い込んでいるのではないか。だとすると、彼は本物かも知れない。Goto
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