プライド オブ 名古屋

名古屋よ、自らの魅力を語れ。誇りある都市こそ、未来は微笑む。

名古屋人の特徴のひとつに、「ふるさと名古屋の魅力をあまり語りたがらない」があるように思う。東京でもない。大阪でもない。だからなのか、名古屋人はどこか控えめだ。
しかし、岐阜に住む私から見ると、名古屋ほど魅力的な都市はない。

街は比較的コンパクトで移動しやすい。商業施設は充実し、繁華街も歓楽街も整然としている。道路は広く、地下鉄網も発達している。都会の便利さと暮らしやすさを兼ね備えた実に快適な街である。

そんな名古屋が、いよいよ今年九月、アジア・アジアパラ競技大会の舞台となる。アジア各国から選手、関係者、観客が大挙して訪れる。名古屋にとって、その魅力を世界に発信する絶好の機会だ。

ぜひ名古屋人には冷めた態度ではなく、誇りと自信を持って来訪者を迎えていただきたい。

名古屋には世界に誇れる魅力がある。
そのひとつが「水の都」である。意外に知られていないが、名古屋は古くから水運によって発展してきた都市である。堀川、中川運河、名古屋港へと続く水路は、まさに街の血管のような存在だった。その水辺空間を活用しようという動きが加速している。

大会に合わせて、ガーデンふ頭と都心部を結ぶ周遊クルーズやナイトクルーズが充実するという。中川運河沿いにはホテルやレストラン、スポーツ施設などの整備も進む。

実に夢がある話ではないか。イタリア・ベネチアのような歴史的景観とは違う。しかし、工業都市として発展してきた名古屋ならではの水辺の風景がある。

夕暮れ時、運河を静かに進むクルーズ船。
水面に映る街の灯り。レストランから漏れる笑い声。そんな情景を思い浮かべるだけで心が躍る。さらに名古屋市は「ナイトタイムエコノミー」、すなわち夜の経済活動を観光の柱に据えようとしている。

確かに海外からの観光客からは、「日本の都市は夜に遊ぶ場所が少ない」との声も聞く。昼は歴史や文化、スポーツを楽しみ、夜は水辺で食事やクルーズを楽しむ。そんな新しい名古屋の姿は、必ずや国内外の人々を魅了するだろう。

私はアジア大会を単なるスポーツイベントとは考えていない。名古屋という都市の価値を世界へ発信する絶好の機会であり、地域の未来を切り拓く大きな挑戦だと思う。

そして、その成功の鍵を握るのは名古屋市民自身である。名古屋の魅力を最も語れるのは名古屋人だからだ。

どうか自信を持ってほしい。
名古屋は素晴らしい街である。
私は近隣の岐阜県民として、まずはクルーズ船に乗ってみたいと思う。そして、その魅力を自ら体感したい。

「水の都・名古屋」。
何ともロマンのある響きではないか。アジア大会の成功を心から祈念するとともに、名古屋が持つ魅力が世界中の人々に伝わることを願ってやまない。

プライド オブ 名古屋。今こそ名古屋人が、その誇りを胸に抱く時である。Goto

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