ロボタクシーを地方の足に

政治の責任だと思うのですが。如何にもじれったい。

世の中には、どうにも歯がゆく、腹立たしいことがある。その一つが、日本の自動運転、ロボタクシーの遅れである。

米国ではすでに無人タクシーが街を走り、中国では街を走り、英国でもドイツでも実用化へ向けた動きが加速している。

ところが日本では、人口が減り、運転手は足りず、地方では「タクシーを呼んでも来ない」「病院にも買い物にも行けない」という現実が広がっている。それでも、解決策となり得るロボタクシーの普及は、あまりに遅い。

そんな中、米ウェイモが、GO、日本交通と組み、2027年に東京都内で完全無人の自動運転タクシーを商用運行する目標を発表した。まず小規模に始め、約100台へ拡大する構想だという。安全の確認と認可が大前提であることは、言うまでもない。しかし私は、この挑戦を大いに評価したい。

ウェイモは、グーグルの自動運転部門を母体として生まれ、すでに米国各地でロボタクシーを実用化している会社である。日本では2025年から東京都心で走行データを集め、右ハンドル、左側通行、複雑な交差点や細い道路への対応を進めてきた。

問題は、日本の制度と発想である。自動運転は「危ないから慎重に」だけでは前に進まない。もちろん安全を軽んじてはならぬ。だが、利用者が交通空白に取り残されている現実もまた、放置してよい問題ではない。

無人タクシーを、従来のタクシー業界の枠内だけで考えていては、普及の速度は上がらないだろう。事業者の知見は生かしながらも、国、自治体、メーカー、IT企業、地域住民が力を合わせ、地域の暮らしを守る仕組みとして育てねばならない。

ロボタクシーは、運転手不足を補うだけの機械ではない。高齢者が病院へ行く足であり、免許を返納した人の安心であり、過疎地に住み続けるための希望である。

海外企業に先を越されてから慌てるのでは遅い。国土交通省も業界も、規制を守るだけでなく、国民の移動を守る責任を自覚すべきだ。東京での挑戦を成功させ、いち早く地方へ広げる。その決断と実行力が、今の日本には必要である。ちょっとイライラしている。あなたはどう考えますか?Goto

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