5千200万部

変化に期待する!
人間慣れとは恐ろしいもので、昨日まで馴染んでいたものが、少し変っただけで、違和感があるもの。新聞、月曜休刊日。火曜の毎日新聞から活字がJ(ジャンボ)字に変った。新聞大好き人間としては、とても楽しみにしていた。が妙な気分。
新聞紙面は記事と広告で成立っている。記事の活字は大きくなったが、広告の活字は以前のまま。何となく、バランスが悪い。慣れればいいかな?先日「J字」のタイトルでブログに書いた。紙面のサイズが変らず、活字が大きくなれば情報量が減るのではないかと。
新紙面は、確かに情報量を減らさぬ工夫が随所に見られる。一面の題字が小さくなったり、罫線を外したり、レイアウトを変えたり。読者の声に真摯に応えている。変化を怖れぬ試みや良し。
しかし、掲載するニュースの量も「ほぼ」今までと同じ量というのを目標にしました。地方版は文字が大きくなった上、今までより多くの記事が掲載できるようになった「ほど」です。との与良正男論説委員の説明には??。とくに「ほぼ」と「ほど」の文言が気に入らない。
日本の新聞発行部数は、全国紙の朝日8、066、707部。読売10、032、441部。毎日3,973,826部。産経2,200,609部。日経3,040,509部。(2007年1月〜6月迄の平均。ABC調べ)。それに、中日新聞を始めとするブロック紙。さらには県単位のローカル紙。合せて約5千200万部が毎日発行されている。
日本の全世帯4700万といわれる。1世帯が一部以上の新聞を購読していることになる????物凄い量だ。昨今、活字離れ、若い人が新聞を読まない。高齢者が活字を読むのが辛いといった理由で、購読部数が減少している。
毎日新聞のJ字化は、この窮状に先鞭を付けた。しかし、改革は「ほぼ」と「ほど」程度、暗中模索。果たして、他紙も追従するのだろうか?全国紙で約400万部。それだけの発行部数なら、経営が苦しいとは思えないが?毎日新聞だからの、変化なのだろうか?
新聞は購読料金と広告収入で成立つ。その広告収入も購読部数と同様に下がっている。万が一、新聞が宅配されなくなると困る。何故なら、我が家では毎朝、郵便受けから新聞を取り出すのが83歳の母の日課。彼女の朝の楽しみを奪うことになるから。                     Goto

コメント

  1. MIVEC より:

    昔、名古屋で学生をしていた際に、新聞奨学生を少しやっておりました。その時も、新聞といえど購読者の獲得に苦労する様をまざまざと実感しておりましたが、最近はさらに減少とか。将来はいったいどうなるのでしょうか??
     最近の世の中は、今までの常識が通用しなくなってきていることを痛感します。