雪漫々(ゆきまんまん)

広告は社会を覆う、白い雪。
昨日、しばしの別れの挨拶にと「ぐい飲み」を頂きました。
その円錐のお洒落な陶器で、
これまた、頂いた、山形天童の銘酒、出羽桜酒造の「雪漫々」を、万感の思いで味わいました。
東北、寒い地方の酒は、どれも、日本酒党を楽しませてくれます。
本来、日本酒は、一年酒。絞りたての新酒が旨いものです。
それが、この「雪漫々」は、マイナス5度の「酒眠蔵」(日本酒にこんな貯蔵蔵があるのを知りました)で、
5年間ゆっくり、ゆっくり熟成させたそうです。
ラベルには、歳月は酒の角をそぎ、奥深い吟醸香のまろやかな味わいに仕上がり、
まさに、枯淡、上質上品な大吟醸大古酒と。
日本酒の古酒は、黄みをおび、濃い味。通としては邪道だな、との認識でしたが、
この「雪漫々」(氷点下のせいか、透明)は、「ぐい飲み」とマッチしたのか。
久々に、一味違い。思わず「旨い」と。
ぐい飲みの送り主は、我社で広告修行をし、「コピーライター」の道へ巣立つ。
熟成期間は満4年間。蔵出しには、チト速いかもしれないが、大丈夫。
中広の「醸造蔵」は何処にも、誰にも、惹けは取らない。
ここで、醸造した君は、どこに出しても、恥じることはない。
大向こうを唸らせる「広告コミュケーションツール」を創造してくれるだろう。
漫々たる雪がすべてを覆い埋める、山も畑もたんぼも、小川も木立も
やがて、動くもすべてを空と地の境もなく。白、白、白・・・・・・
純白の心を持って巣立つ君に「雪漫々」の、このコピーを送ります。
                                   Goto

コメント