食糧危機が心血管疾患を防ぐ??
もう10年以上前になるでしょうか。
カンボジアを訪ねたことがあります。
目的は、テレビ番組三年B組・金八先生の脚本家小山内美江子さん代表のJHP・カンボジアに学校をつくる会の活動に共鳴、所属するロータリークラブの国際奉仕活動で小学校を寄贈したため。
その当時ですが、カンボジアの平均寿命は40数歳と聞いた。衛生環境、食糧事情、医療制度など
様々な要因によるが、最貧国の宿命なんだろう。見かける国民に肉付きの良い人は皆無。
帰路、隣のベトナムに立ち寄ったが、やはり、太った人をついぞ見かけなかった。食糧難も遠因か?
日本でも、戦前はもとより、戦後、昭和30年代後半までは、国民の大半はやせっぽちだった。
それが、経済成長とともに、食糧事情が一変。
成人病の蔓延と、肥満の関係が取りざたされるようになった。
厚労省は、命に係る医療、年金といった社会保障や生活に直結する労働の問題など、多様で大規模な業務を司る主要省庁。
昨今は、首相の基本政策「5つの安心プラン」の一項目に、わざわざ、「厚労省の信頼回復」が加わり、
国民との目線がずれていると指摘されている省庁でもあります。
私の腹囲は、計ったことはなですが、スラックスを購入する際、ここ数年は90cmで、間に合う。
身長が173cm、体重は73kg前後(この20年ほど変わってないが、腹囲は10cmほど増えた)
自分では、スラッとしている積りだが、腹囲が、85cm以上だと、内臓脂肪症候群で
特定検診保健指導(メタポ検診)を受ける必要があるという。何んだこれは?
国際基準も曖昧で、女性は90cm以上とか(柔道女子の塚田さんも、腹囲を減らせと?????)
海外の研究者達からは「日本が腹囲をメタボ健診に使っていると聞いて、あきれる」
「この基準で心血管疾患の危険性の高い人を見つける方法は医学的には意味がない。貧弱な医療といわねばならない」とまで言われてます。どこか、ピントの外れた厚生行政ですね。
この制度の目的が、「医療費抑制という政治的問題」にあるとするなら、
やっぱり、厚労省の信頼回復にメスを入れなければ、腹の虫が収まらないのは、私だけじゃない。
日本は、ありがたいことに、平均余命、女性は世界一。男性も三位。世界に冠たる長寿国。
東南アジアの国々に比べ、多少お腹の出っ張った人が多いくらい。どってことない。
そんなことより、先の見えない経済の状態。このままでは経済が縮み、二流、三流国になりそうです。
そうなれば、食糧危機も視野に。ひょっとすると、国民の腹囲も縮むかも。
心配は、腹囲より、そちらの方です。
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