質を問う

8000人もの病気休職者が許される職場って??
教育を語る資格などまったくない私ですが、この問題を取り上げてみたいと思います。
学力テストの市町村別平均正答率を秋田県知事が発表したことです。
私の意見。中途半端な発表ならしない方がよい。
なぜなら、そもそも、この学力テストは、実施主体である文科省の意図が不明瞭だからです。
何のために、テストをするのか?本来、試験ですから、競い合うわけです。それには、ルールや条件が整っていなければなりません。当然に公表も前提としなければならないはずです。
しかし、現実は、官僚の資料作りのために実施したのです。それを、履き違えて、学力評価と捉えてみても、所詮は無理がある気がします。知事の気持ちもわかりますが。
それよりも、教育で問題にすべきことは、教師の質です。読売新聞の日本人の教育観についての世論調査で、最近教師の質は以前と比べ、良くなったか?悪くなったか?の問いに、良い9,4%。悪い51,7%と、質の低下を嘆く声が半数に達していると。
国民の二人に一人が、教師の質を問題視しているのです。
で、教師についての恐ろしい情報を文科省がまとめました。小中、高などの教職員で、昨年度の病気休職者が8069人。今年度はさらに増え、1万人に達するとか。
対象は約91万人。百人に一人が病気休職。その内、5000人近くが精神疾患だそうです。
信じられないと言うよりも、恐ろしいと思います。
精神疾患教員の予備軍は倍近くだとも。公教育の現場はどうなっているのか?
精神疾患の教師に子供を任せておけるのか?
で、休職中の給与はどうなっているのか?推測ですが、公務員です。満額支払われていると思います。であれば、働かなくても収入があるってことになります。
病気だから仕方がない。との意見もあるでしょうが?
病気の原因が、児童生徒や親との関係がうまくいかない。では、教師を辞めろと言う以外にない。
ましてや、業務が忙しいから、精神疾患になったでは、民間で働く私たちにしてみれば?
ふざけるな!税金ドロボーと言わざるを得ない。
教育を語る資格はありませんが、市井のおっさんとしては、報酬を得るならそれに見合った働きをすべきだ。それが社会人としての最低のモラルだ。教師に説教の一つもしてみたい。
働かなくても賃金が保障されるような、とんでもない職場を許すから、
この国の教育は低下し、教師の質は落ちるのです。
秋田県知事のテスト開示に、全国トップの成績に教員をねぎらうパフォーマンスだ。との批判を聞きますが、パフォーマンスでも良い。質の高い教師が評価されるなら。と、思うのですが。
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