出番です。

活性化とは、人が動き、人が集うことだと思っています。
4,5日。岐阜市の「春の祭り(道三まつり)」で催された街のメイン道路を練り歩く「みこし」見物に訪れた人が、約22万人だと地元紙で報道(主催者発表)されました。
昨年度の岐阜県を訪れた観光客が5432万人と(産業労働観光部・速報値)も発表されました。(このいい加減な数字、臆面もなく発表するのは止めてはと、去年のブログに書きました)(同じ内容を書く私も進歩がないのですが)
行政数字のあやふやさに惑わされないようにしなければと、思うのですが?。42万人の岐阜市で、半数近い人が、街の中心に集ったら、交通渋滞が起こるのに、そんな所はどこにもありませんでした。
活性化した。と行政は言いたいのは分りますが。数字は嘘をつきません。人が集えば経済にも波及します。県税が増えたわけでもありませんし。中心市街地、柳ヶ瀬が賑わい、商店の売上が伸びた話も聞こえません。
岐阜県に日本の人口の半分近くの人が訪れたと云うなら、その数字の根拠を示して欲しいものです。岐阜市の祭りに約22万もの人出が事実なら、その測量方法が知りたいものです。
なぜ、向きになっているのかと申しますと、景気を上向けるには人が移動して、人が集うそんな、需要を喚起せねばなりません。それには、様々なアイディアや仕掛けが必要です。が、その前に正確なデータがなければなりません。
JR東日本(日本で一番人が動く関東)が、08年度の鉄道営業収益が昨対で1,6%減になったと発表。JR発足以来最大の下げ幅との厳しい数字が示されました。
理由は企業の出張需要が減った。節約志向で個人が遠出を控えるなど中距離運賃の減少によるそうです。人の移動減少が景気の悪化を証明しています。
政府が景気刺激策に頭を悩まし、内情拡大に努めているのに、地方の自治体が、いい加減、それも、根拠の曖昧な数字でお茶を濁す。このノー天気では、とてもとても、景気回復の必要性を感じているとは思えません。むしろ、景気の足を引っ張るのは役人だと言わねばなりません。
JRの社長は、「高速道路の通行料金値下げの影響もあり、09年度の見通しが立たない」と、今後も移動減少が続くとコメントしています。
市井のおっさんとしては行政マンに偉そうなことを、申し上げるのは気が引けるのですが・・
もはや、役人は、机上では、なんの役にも立たないのだと自覚すべきです。ましてや前例主義では。
発想を変えてみて下さい。仕事の原点に、人が動けば、人が集う。人が集えば活性化すると考えてみてはどうでしょうか。以外と物事が見えてきます。
ここは、一番。行政マンの出番だと思いますので・・・・・・・。
でも、いい加減な数字だけはやめて欲しいですよね。       Goto

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