好感度反応率

妥協は許されない。
数字ばかりで恐縮ですが、広告屋にとっては、由々しきデータですから、記載します。
東京キー5局(首都圏消費者調査・平成20年度のCM概況・CM総合研究所調べより)
年間オンエア広告主数2019社。銘柄9472。作品数1万7765作品。
(作品数が銘柄数より多いのは、同じ銘柄でも違う作品CMがあるからです。)
CMオンエア年間累計・放送回数145万6095回(時間2623万7265秒)
これが、首都圏に流れている年間のCM数と時間です。
消費者3000人によるCM好感度調査の結果、
好感反応を獲得したCMは、1246社。3800銘柄。7829作品。
好感反応率。広告主61、7% 銘柄40、1% 作品44,1%
好感を得られなかったCMは、777社(38,7%)
5713銘柄(59,9%)1万147作品(55,9%)
推定金額9754億円(日本広告協会資料より)だそうです。
さてさて。この調査でご覧の通り、首都圏に年間1兆円近い額のCM流れていますが、
その60%が、印象に残らないCMだということになります。
印象の薄いCMを作るようでは、広告屋は一体なにをやっているのだ。と、
スポンサーに叱られてもいた仕方ない。これは、由々しき問題です。
広告主にとって、効果の上がらない広告ならば、「金返せ」と言いたいところです。
昨今の広告予算削減は、経済不況に起因するから仕方がない。などと、他人事では済まされない。
広告屋の制作能力が問われているのだと、自覚すべきだと思う。
万人の心に残る広告作りに、もっと真剣にならねば。       Goto

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