水うちわ

現実を実感でき、上質で、割安感があって、お洒落な商品。
今ときの消費事情について、考えています。なぜなら、所属するロータリー倶楽部で、30分、「はなし」をせよ。と言われ、そのタイトルを「今ときの消費事情」としたものですから。
広告という職業は、特定サービス業(経産省)に分類されています。
私的には、なぜ?サービス業なのか、本当のところ、定かではないのですが。
たぶん。製造業でもないし。流通業でもない。かと言って、旅館やホテルのような純粋なサービス業でもない。勿論、資格もないから自由業でもない。メディアの下請け業だが、それだけでもない。
何だか?よく分らない職業。所詮、広告屋と借金取りは裏口から入れと、言われる程度の職業だった。ってな分けで、サービス業の前に、特定とでも付けて置け。と決められてのが真相だと思う。
しかし、社会にとって、広告はとても重要な役割を果たしている。何に良い商品を製造しても、それを告知し宣伝しなければ、売れない。売れなければ、商品の価値はない。経済効果もない。
商品だけではない。行政も、市民サービスを徹底しようとしても、広報がしっかりしていなければ、市民の理解も得られない。それでは、日常生活に支障が生じる。広告の役割と価値は、とても重要。
特定サービス業の「特定」は、特別重要って意味だと、勝手に思っているのです。
だから、売れ筋商品の研究や分析も広告屋はやるんです。
で、、昨今の消費事情。随分様変わりしてきたと思う。生活を豊かにする時代から、豊さを実感する時代に。つまり、消費が夢を追い求める手段だったのが。現実を実感するために消費する時代に変わった。(ここを説明するのが難しいのです)
勿論、現下の不況が現実的な消費行動へと変化させているのも要因なんですが・・・・・。
最近の売れ筋傾向では、そうばかりとは言えない。
それを、卓話でと思っているのですが、なかなかまとまりが付かない。
しかし、消費事情で、これだけは言えそう。それは、今年の夏は暑い。ものすごく暑くなる。猛暑になる。だとすれば、「涼」を求める人に、応える商品は売れるってことになります。
「涼」を求める商品。何がありますか?何を思い付きますか?(ここが肝心です)
それも、現実を実感できて、上質で、割安感があって、お洒落な商品。
ユニクロの夏バージョン「ブラトップ」(写真)なんて、今時の消費事情を見事に物語ってます。
私は岐阜特産の「水うちわ」を推薦しますが・・・・・・・。
                                Goto
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5/18日本経済新聞  5/16読売新聞

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございました。
    「水うちわ」の想い出です。鵜飼見物の折、居並ぶ屋形舟の一艘。浴衣姿の小粋なお姉さんが、「水うちわ」を持て遊び、川面に付けては水を跳ね上げ、もの想いにふけっていた。風情がありました。もう、20年以上も前の話です。  Goto

  2. 東京人 より:

    「水うちわ」なるものを初めて知りました。雁皮紙(がんぴし)という非常に薄い紙でそれにニスを塗り、そのニスを塗る事により、透明感が出て、涼しげなうちわになるとか。 昔は水につけて気化熱で涼むという方法で涼をとったそうで昔の人の知恵が感じられますね。
    ぜひ現物を見たいと思いました。