天声人語

小さな改善の先に見えてくるもの・・・・・・
一時持ち直すかと思われた株価も、ここに来て9000円台前半で低迷しています。株価は経済の先を読み込むものです。先行きに明るい材料がない証です。先の見えない難しい時代ですね。
こんな時代には、庶民の鬱積がマグマとなって、大改革を求める声が澎湃と上がるものですが、都議選で地滑り的な変化があったものの。どうも高揚感が無い気がしませんか。
マスコミの論調、窮余の策である「告知解散」に妙な評価を与えている(朝日のオピニオン)のも人心を複雑にしているかも知れませんが。やはり、先の見えない経済が足枷になっているのでしょうね。
政治が変われば経済の見通しも立つ。そんな思いが募りますが、経済はますますグローバル化しています。日本の政治的変化で回復するほど、単純なものではない気がします。
当面は、アメリカがインフレ政策を強硬に推し進めてくれる以外に道はない気がしています。が、これもあてにならない他力本願。変えないよりも変えた方が良いのですが、政権が代わっても、憂鬱は当面続くとの、覚悟が必要だと思っています。
新聞命の私は、目に付いた記事を切り抜き、スクラップにしています。
その際、日付を書き忘れると、整理が不能になります。
最近は随分切れ味が悪くなった(人間的な温かみがない)と思っていますが。朝日新聞の天声人語。
その欄下に日付が入るようになりました。
何千万人と言う読者の要望に応えることはできない。と、高を括っていた独善的な新聞社が小さな改善に踏み込んでくれたことに、ちょっぴりですが嬉しく思っています。
行き詰まれば、物事をダイナミックに改革すべきでしょう。しかし、それだけで、明るい未来が見えるわけではありません。常に、貪欲に、コツコツ、コツコツと諦めることなく、小さな、改善を繰り返すことも、大きな改革なのではないかと、思うのですが。
他力本願の前に、自己点検、自己改革に取り組んで努力を続ければ、経済の先もおのずから見えるのでは・・・・・・。でも、株価、1万円は超えても良いと思うのですがね〜。
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7/14朝日新聞

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