下野(げや)

一度ぐらい、財務相の気骨を示してもらいたい・・・・・・・・。
民主革命は、人の生死には係わらない。政治生命が絶たれることを、死と位置付ける人もいるが、政治信条、理念、思想が実現できなくなったのを、死と受け止める必要はない。
財務・金融相。会見で、「このままでは民主党の一党独裁になる」と発言したと報じられている。
この人、どうも、このとこるの政治姿勢。腹が据わっているようで、座っていない気がする。
前回の郵政民営化選挙で与党の獲得した議席数は332で三分の二以上。憲法改正も可能な数。この数字、独裁可能な数字ではなかったか。それが、終盤国会の三分の二条項(衆院再可決)乱用だった気がするが。
解散寸前。麻生首相の首のすげ替えを画策した自民党の「両院議員総会」開催要求の署名集めの発起人に、現職大臣として、名を連ねたのに・・・。腰砕け。陣営の都議の落選に慌てふためいただけ。
財政再建派を自認しながら、先の定額給付金に「難色」を示すポーズ(官僚に向かって)を示し掛けて、結局は・・・・・・。その前は、官邸が予算権を決める経済財政諮問会議の議長を務めたが、官僚任せ。
出なくても良い麻生首相を選ぶための総裁選挙に出馬してみたり。どうも、乞われれば、何でもかんでも、ハイハイスタイル。政策通で、麻生内閣を支える中核人物だと思っていたが、所詮は、官僚の代弁者で、軟弱な理論家ってとこか。
前回の選挙時に比べ、随分、お瘠せになったようにお見受けする。こんな、物言いは不遜だが、選挙区は、政治の中心・永田町を含む東京一区。この場に及んでも勝ちたいとの執念は理解できるが。
あなた程の人物なら、ここは、内閣の中心メンバーとして、潔く「下野(げや)」する覚悟を最初に表明されてはどうか。それが、選挙戦最終盤に、国民に示すあなたの気骨だと思う・・・・。
あなたは構造改革を「美しくない」と批判した経緯がある。
日本で有史以来始めて起こるであろう民主革命は、敗者の「捲土重来」を容認する制度だ。
ここは下野して、まず身体を整え、健康を回復されて、理想とされる「美しい国」づくり」(それが私のボンクラ頭ではず〜と分らないから、あなたを見つめてきたのだが)の戦略を練り上げ、「捲土重来」を期してもらいたいと思う。
                                           Goto

コメント

  1. 向日葵 より:

    変革期。だと私も思います。本当に政治の仕組みを変えなければいけない。民衆も変わらなければいけない時期だと思います。変えなければいけない中に岐阜県は、世襲制の保守政治家だったかもしれません。1区?五区迄、ほとんどの方が東京でお生まれになって東京で育った方ばかりですね。卯一先生、幸泰先生、嘉門先生、一平先生、亨先生には本当にお世話になりました。県の歴史は世襲制の終焉でしょうか。

  2. Goto より:

    09年、衆院選挙が、明治維新に匹敵するこの国の変革期だったと、30年後(勿論私は生きていませんが)の教科書に刻まれるんでしょうね。私はその歴史の転換期に立ち会っている高揚感を味わってますが。向日葵さんはどうでしょうか。     Goto

  3. 向日葵 より:

    朝日新聞に保守王国岐阜県に逆風!と出ています。こんな予想がかつてあったでしょうか?今まで、変えたくても変えれなかった何かが有権者にあった。何か目に見えない力が革新、民主革命に動いてるような気がしています。郵政選挙と違う何かが・・・若者も選挙投票に動いてるような気がします。それにしても小鳩菅岡も菅さんを除けば元は自民党だったんですね。