桜の香り

古来より皇室の引き出物だそうです・・・・・・
口に一粒。ポンと頬張りますと、桜の、そうです。お祝い事に欠かせない、あの桜茶の・・・・香りが口いっぱいに広がります。そして、しばらく含んでいますと、じわりと甘さが滲んできます。
名前からして、甘いのは織り込み済みですが・・・その甘さが、品が良い。武骨な私が、品が良いなんて、とても似合わないのですが・・・。実に品のよい甘さだ。その甘さが、桜の香りとマッチして・・・思わず笑みが漏れるのである。(うっふふふふ・・・・)
左党の私が満足する甘さなんですから・・・・ご理解を?その甘さ、最初は形状のイガのせいなんでしょうか。まずは桜の香りと甘さが。それから桜の味と甘さが。そして、最後には品のよい甘さが口いっぱいに・・・・静かに甘さが変化していくのです。
このお菓子を何と表現したら良いのか?大人の味?日本の味・・・。絶品・・・。落ち着いた大人甘味、芸術品、伝統工芸品?ボキャボラリーが足らない苦笑ですが、古都のたたずまいを感じながら・・・・兎も角。おいしく頂いております。ハイ。贈って頂いたのです。ありがとうございます。
「えー。どんなお菓子だか?教えろですって」「秘密です」なぜなら、菓子に添えられた詩織に「塩漬けしてある桜の花びらを、細かくして密がけし、軸を煮て色と香りを採りました。桜本来の香りが少ない分素材をふんだんに使用し・・・・・・
・・・・・・十六日間かけて作る人気商品で、毎年桜が咲くころには売り切れてしまうお品です。季節限定品です。予約は随時賜っておりますが・・・。品切れの際はご了承くださいって、したためてあります。
万が一。このブログを読んだ人が、ネットで注文して、品切れだったら(頂いた方のお話では、行列に並んで、やっと手に入れたんですと)、私が大切に保管して(蓋物に入れて保存すれば常温で日持ちがする)毎日、一粒ずつ楽しんでいるのを、よこせと言われると困りますから・・・・。
「えー。ケチですって。」「随分、品が悪いですね」では、製法をお教えしますから、やってみますか。
ただし、1549年にポルトガルからもたらされたものですから・・・その通りに作るには、一人前の職人でも20年の経験と二週間かかるそうです・・・・。無理ですね。
意地悪せずに、教えます。そのお菓子。京都でたた一軒、伝統の製造法を守り続けた本当の味、弘化四年(1847年)創業だそうですから、京都が騒がしくなる幕末の頃でしょうか・・・・。
京都・緑寿庵清水の季節限定・桜の金平糖(写真参照)です。(3月から発売) 
そうそう、金華山に一本だけ、たたずむ山桜・・・・膨らんできました・・春ですね         Goto
注) 古来より皇室での引き出物は金平糖だそうです。それは一夜にして出来るものではなく、職人が二週間以上もかけて、根気よく愛情を注ぎ作り上げ、その工程が家庭を築き上げていく新郎新婦の姿にも、また育ててきた親心にも良く似ているから・・・・・。
手塩に掛けた金平糖は誠におめでたき品と言われる所以です。
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桜の金平糖              当社から見える孤高の山桜

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