志民の会・その1

日本再生・・・「依存から自立へ」の覚悟を・・・・・。
4月に入り寒暖の差が激しく異常気象ではないかと心配する向きもありますが、それこそ杞憂です。私が毎朝手を合わせる、故郷岐阜の中心にデンと構える金華山。新緑に萌えて来ました。綺麗です。
まさに春山は笑うが如くです。ゴールデンウィークを前後して、円椎(つぶらじい)の白い花で染まることでしょう。仕事に追われる日々が続きますが、どうか、歩みを止め、大きく深呼吸して、周りの自然を見渡して下さい。
山だけではありません。野辺の草にも、街路樹にも、隣の庭にも、大自然が芽吹き、人間に生きる喜びと希望を教えてくれます。
文芸春秋5月号を手にしています。久々に心震わし希望を与えてくれる決起文が掲載されていましたので、紹介します。「首長決起」地方からの叛乱と題した首長経験者たちの憂国の志です。
冬山は眠ると申します。木立は葉を落とし、息遣いさえ押し殺して、寒気に耐える姿を、眠ると表現しているのでしょう。この国の現状は、まさにどんよりとした雪雲に覆われ、それに耐える冬山のようです。
取り分け、地方は、経済的疲弊が極度に達しています。高齢化率も30%を超えました。再生の春が待てず、立ち枯れの状態です。この現状を打破し、一日も速く春を迎えるにはどうすればよいのか・・・。
その答えを示してくれたのが、「首長決起」母体となる組織「よい国つくろう!日本志民会議」(志民の会)の基本方針です。まず、その理念「依存から自立へ」に納得しました。
国の財政疲弊の原因。高度成長で得た富を要求に応じ分配できたが、成長が止まって富が無くなったにも拘らず、「物乞い」体質が国民に染み付いてしまった。「依存症候群」です。
基本理念は「物乞い」体質から国民も政治家も脱却する覚悟がなければならないと訴えています。
私は、今、この国に最も必要なのは、「自立」の精神だと思っています。
我社の昨年度のテーマは「独立自尊」を掲げました。自らの道を信じ、自らの足で歩かなければ道は開けない。そうしなければ、収縮する経済下で生き残ることは出来ない。それが独立自尊です。それには「自立」する覚悟と気概がなければ前に進みません。
その「自立」の精神を「依存から自立へ」として基本理念に掲げたことを、評価します。
政治は理念がしっかりしていないといけません。その志(理念)が、私の心を震わせました。市井おっさんでは何の役にも立ちませんが・・・・頑張って欲しいと思います。「志民の会」は、1日10円(年間3600円)を払えば・・・賛同したことになるそうです。
この国が眠ったままの冬山にならないよう、立ち上がった首長経験者たちの心意気に賛同の意を伝えました。(コーヒー代にもならないでしょうが)・・・・私には「志民の会」が、新緑に萌える金華山のように見えています。                                           Goto

コメント