志民の会・その2

小異を捨てて大同に付くべし・・・・・
自治体の経営と企業の、それも中小企業の経営とは違うのですが。広告の仕事は、企業の企画や広報のお手伝いをしますので、企業の命運を決する企業戦略に関与することになります。
本来的には経営感覚を身に付けなければ出来ない仕事です。その意味において、広告に携わるものはマネージメント能力、経営感覚、あるいは経営経験が要求される仕事だと思っています。
自治体の首長は経営者です。財政難の時代です。赤字経営を立て直しながら、住民サービスを充実させるという、二律背反に対処する経営能力が要求されます。その意味では、住民が、誰を首長に選ぶかが問われます。
「首長決起」で地方からの叛乱を!と「志民の会」を立ち上げた首長経験者たちの最大の特徴は、時代の変化に即応できなくなっている自治体を再建させる経営手腕を発揮した経営者としての貴重な体験に裏付けされていることです。
私がこの「志民の会」を支援したいと思うのは、合理化の痛みも、サービスの質も理解できる経営感覚(マネージメント能力)を身に付けた政治家の集団だからです。二世議員や党人派、組織代表の政治家とは、本質的に違うからです。
で、「志民の会」は、何を目指しているのか?経営には経営方針がなければなりません。政治も同じです。理念は昨日述べました。「依存からの自立」です。この会には、基本方針(経営方針)が三点あります。
ひとつは「民間にできることは民間」でとの構造改革路線で経済の自立を図り「小さい政府」をめざす。国と地方の権限と財源を地方中心に分けて道州制をベースにした「地域主権」をめざす。
ふたつには、第一次産業の復興を掲げ「地方の自立を促進する。道徳や礼儀を重んじ、日本の歴史(地域の文化・風俗・因習を大切にする)を踏まえ先人たちを讃える教育をめざす。
三つに、外交・防衛については明確に、自国の防衛は他国に依存せず「自分たちの国は自分で守る」国家としての当然の自立をめざす。私は、この三点で、国の経営方針が網羅されていると思います。シンプルで明確。この経営方針は分かりやすいと、思っています。
因みにわが社の経営方針も三点。地域社会への貢献(広告業を通じ地域社会の経済の活性化に寄与する)。飲水不忘掘井人(恩義を忘れては人の道は歩めない)。そして効率経営(初任給を業界No。1にするために)です。
で、「志民の会」の結成を期待するのですが。政治は力です。数の力です。理念や基本方針が如何に、時代を的確につかんでいたとしても、小さすぎては、理想で終わってしまいます。
私の提案です。みんなの党との違いがないようです。自民党の構造改革路線の上げ潮派とも近いようです。いずれも経営感覚があります。経済成長に活路を見出しています。だとすれば、小異を捨てて大同についてはどうでしょうか。「志民の会」の命運が決まると思います。
最近広告の仕事に、経営感覚のみならず、M&Aも重要だと考えています。                Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    まさしく、おっしゃる通りです。何時からこんなに自立心の無い大人達の国になってしまったんでしょうか?還暦過ぎのおっさんとしては、ご先祖様に申し訳ない。自分達の責任だと痛感しています。情けない大人を叱責できるおっさんになりたいと思っています。今後とものご指導お願いします。    Goto

  2. kmforest より:

    市民の自立と自律が必要なんでしょう。
    現在の財政難は、基本的に全て行政におんぶにだっこ と言う、市民生活スタイルに基づいていると言っても過言ではないでしょう。
    ゴミの処理から、独居老人の世話まで全て行政任せ。行政サービスは、サービス業ですから利用すればそれなりに費用がかかるはずなんです。
    小さな行政府を目指すと言うことは、それだけ市民に自律と自立を求めることとなりますが、果たして煙草のポイ捨ても条例で縛りたくなる世の中でこれが実現するのでしょうか。
    しばらくは、自律心のある大人育成に努めないといかん様な気がします。