参院無用論

選挙制度に問題があります。
昨日、今日と雨ですが・・・このところ、東海地方も気温が上昇。初夏を通り越して、一気に夏の気配です。温暖化の影響とは言うまい。しかし、ベスト4を賭けたワールドカップ?に、天下分け目?の参院選。
嫌が上にもヒートアップ。猛暑の夏になる予感がします。ワールドカップの話は明日にしますが・・・。今日は、有名人が次々に出馬を発表する参院選について考えて見たいと思います。
まず。あなたは、政党がスポーツ選手や、芸能人などタレント候補を次々に擁立することをどう思いますか?テレビの報道番組では政治家としての資質を問う声が仕切りですが・・・・。
やはり、政治の基本的な勉強をしていないとか。何がやりたいのか明確でないとか。ビジョンがないとか。とか、とか・・・のメディアの批判に同調ですか?
私は一芸に秀でた人は、他の職業についても、名を為すと・・・思っていますが・・・。
二つ目に、あなたは政治に何を期待しますか?この国が良くなること、などと言う抽象的なモノではいけません。あなたが、こうなって欲しいという願いと、政治とを一致させることができますか。そこを問いたいと思います。
その期待をタレント議員が担ってくれるとはとても思えませんね。(勿論、その他の議員とも)
もう一つ。参院をどう思いますか?私は、現状のように衆院のカーボンだとすれば、必要ないと思っています。今の政治に良識の府としての参院が必要だとはとても思えません。二院制にも意味があると思えませんが・・・如何でしょうか。
現行の選挙制度、とくに参院は、全国区があります。比例区と称していますが。この制度がある以上、全国的な組織推薦がない限り当選するのは難しい状況にあります。
例えば、谷亮子と比例で書けば、その票は、民主党の一票にも換算されます。民主党にとっては、二票の価値になります。候補者にとっては、個人名の票が多い順に当選が決まりますから・・自分の名前を書いてもらうように選挙運動をします。
しかし、全国区ですから、エリアがとてつもなく広い。候補者が全国をくまなく回ることはできません。だとすると、知名度の高い人が有利になります。ですから、現行の制度では、タレントを擁立するのは、政党の選挙戦術としては当然です。
にも拘らず、メディアが候補者の資質を問うてみたところで・・何の意味もありません。メディアが批判すべきは、政治を軽佻にする選挙制度であって、タレントの批判は見当違いと言わねばなりません。
国民が政治に関心がないから・・政党は、有名人を候補者にするのです。ぜひ、どの候補者が期待する政治を担ってくれるのか・・・自分の頭で考えて欲しいと思います。(そのまえに、選挙に行って欲しいのですが)
国の財政がひっ迫しています。参院選で問われなければならないのは、参院無用論ではないかと思うのですが・・・。タレント候補を話題にすれば、国民が喜ぶと思って、盛んに報道するメディアには、やはり問題があると思います。 
ピントの外れた報道番組を見せられますと・・・たまらない暑さになりますね。                                                                    Goto

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