電子書籍の時代に対応した・・・・ブック賞はできないものでしょうか?
人はモノを売るためにいろんなことを考えるのだが・・・出版社が思い付いた、作家の名前を冠にした賞は、結構・・・上手い具合に本が売れるシステムであると感心する。
若い人の活字離れが問題になっているが、私はそんなことはないと思っている。ましてや昨今の携帯やPCの普及。とりわけメールのやり取りは、手紙や葉書を超えたメール文化と言っても良いのではないかと思う。
ひと昔前の若者が、これほど頻繁に葉書を書いただろうか?手紙を認めただろうか?識者はメールの簡易さは手紙やはがきとは違うと言う。わたしもそう思う一人で・・・礼状などは、必ず手紙にしている。しかし・・文字はキーボードをたたき、サインだけが自筆。それも時代に合わないのではと思っている。
メール文化は、若者に活字を復活させたと思っている。本来ならば、活字でビジネスをする新聞社や出版社にとって福音の筈だが・・・上手く利用できていないのはもどかしい。
芥川賞と直木賞の違いが良く分からないと、若い人からよく聞かれる。昨今の両賞の違い・・・・私にもよく分からない。少なくとも芥川賞の作品が「純文学」に与えられる賞だとの印象はない。直木賞が中・長編。芥川賞は短編小説ってところが違いではないだろうか。
両賞とも・・出版業界が売らんがために・・・無理矢理・・・こじつけている賞である印象しかない。文芸春秋9月号に第143回の芥川賞全文が掲載されている。選考委員の選評を読むと・・・受賞作品を評価している人が一人もいない。でも受賞作品が決まる。
摩訶不思議な賞である。(勿論該当なしの時もあったが)これでは撰者を交代させた方が良いのでは。
受賞作品はぜひ、文芸春秋をお買い求めいただきお読み頂ければと思うのだが・・・・。
私は両賞の選考の仕方を変えてはどうかと思っている。電子書籍の時代。候補作品を電子化して、千人程度の一般読者にメールで配信・それを選考してもらうのが良いのではないか。勿論、選者になる名誉は有料にして。
そうすれば・・・・両賞の価値も上がり、話題性も出て・・・本も売れるのではないかと思う。 Goto
追伸
それにしても直木賞は「天地明察」に間違いないと思っていたのだが・・・「小さいおうち」になった。
不思議だと思っていたら・・・「天地明察」はすでに販売され、本屋が選ぶNo1になって、売れていたので・・・・・他になったのではと。うがちすぎだろうか?
とは申せ・・・・「小さいおうち」を読んでいないのに、そんな言い方は失礼なので。今から読んでみます。
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