地道

良く見る。良く観察する・・・それができれば・・・ひょっとしたら・・・・。
理由が分かりませんが・・日経新聞8月24日付け朝刊、広告が戻ってきました。不況風と二番底不安に企業が攻勢に出て、市場喚起を狙ったのなら・・・頼もしいのですが・・・。
立てページ40頁で、12頁が全面広告。金融・投資・カードあり。システムや家電も競い合い。旅行に大学・生活支援の企業までバラエティーな広告紙面になっています。他の頁も、ベンツやCITIBANKなど外資系企業もカラー広告を掲載。しっかりした企業の出稿が目に付きます。
・・・新聞広告は・・・広告代理店の頭が古いのでしょう・・・金曜日と土曜日に出稿が集中します。会社の休み前、読者は新聞を隅から隅まで読むと、いまだに古いライフスタイルに縛られているのでしょうね。
しかし、24日は火曜日です。広告のプロとしては・・・単なる偶然なのかもしれませんが。なぜ、日経の広告量が火曜日に多かったのか?原因を調べて見る必要がると思っています。時代の変化が見えるかもしれません。
広告の仕事を華やかな仕事だと勘違いしている若い人が多いようです。犬や子供を使ったCMを企画したいとか。テレビや新聞で話題の広告を創ってみたい。そんなことが簡単にできると思っているようです。
プロ野球を夢見た少年の何人に一人が、スター選手になれるのでしょうか?それと同じで、広告の企画や制作の世界でも、華やかなフットライトを浴びることのできる人は・・・本の一握りです。それも、ずば抜けた能力と運があってのことです。
多くのアドマンは、景気の動向に左右されるスポンサーの広告計画に振り回され・・・それでも、持ち前の粘りとアイディアを駆使した企画で・・競合他社と必死に戦っているのが現状です。広告の仕事だからと言って・・華やかではありません。むしろ・・・他の仕事よりも地道な仕事かもしれません。
広告の仕事を通じて・・・最近感じることは、物事を良く見て観察する習慣を身に付ければ、ひょっとしたら・・・社会に影響を与える仕事ができるかもしれないと言うことです。無知かしいことではありません。毎日発行される新聞紙面を・・・隅から隅まで読めとは申しませんが。
折角手にしているのですから、良く見る。良く観察してみる。鳥瞰的でも魚眼的でも構いません。じっくりと心を落ち着けて捲ってみることができるようになると。その注意深さがあなたの才能に火を付け・・・ひょっとしたら・・・イチローにも負けない一流の仕事師になれる可能性が出てきます。
8月24日付け日経新聞の広告は変化の兆しかもしれません。                    Goto
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すべて・・・24付の日経新聞の全面広告です。

コメント

  1. Goto より:

    そんなところかも知れませんが・・・・。
    被害妄想でも・・景気が良くなったと思いたいのです。              Goto

  2. リミスキー より:

    せっかくのお考えをぶち壊すかも知れませんが、単に給料日前日狙い?、あるいは8月の閑散期対策企画でお安かった?ってなことではないでしょうか?
    でも出稿があること自体はメデタイですね。