正義と善

・・・・面倒なことを・・避けずに・・・考えて見る。
やたら難しい話をする訳でもないのですが・・・・哲学ってどんな学問なんでしょうね?辞書によりますと「智を愛する」学問だそうですが・・・誰でも「智」は愛しているんじゃないですか?凡人にはさっぱり分かりません。
今月の日経「私の履歴書」は、先月の野球監督広岡達郎さんの後を受け・・・哲学者木田元さんの連載が始まりました。「辛気臭い哲学書に向かって60年。面白い人生だった」との供述でスターとしました。哲学者の履歴がいかほどか。楽しませてもらいます。
まだ読んでいないのですが。米ハーバード大の政治哲学者マイケル・サンデル教授が書いた「これからの「正義」の話をしよう」がベストセラーになっています。
「哲学者がどう考えたかを学び、その考え方を日常的に直面する道徳的なジレンマにつなげ、自分なりの考え抜くことへ読者を誘うところに魅力があるのだろう」とベストセラーの原因を分析しています。
マイケル教授は「善良な生活」とは何かを考えることなしに、正義や自由に定義を与えることはできない。近代のリベラルな政治思想の傾向に抗して、正義と善をつなげたい」と身近な事例を引いて「正義と善」の討論を繰り返している。
評判が悪い鳩山さんですが。彼の掲げた「新しい公共」の思想は、政府や行政に安直に頼る国民に対して、国のできることと、国民がやらねばならないことは何かを「公共」の切り口で問うたのだと思います。
生煮えのまま終わったのが・・・残念ですが。もう少し深い議論をすれば、この国のあるべき「正義と善」の姿が見えてくるのだと思ったのですが。
あなたの・・・正義と善にたいする見解をお聞きしたい。
1、難破船の乗組員4人がボートで漂流。船長は身体の弱った雑用係の少年を殺し、3人はその肉と血で命をつないだ・・・あなたが裁判官ならどう、裁くか?
2、日本とパキスタンで大災害が起きた・・・どちらの救援を優先するか?
自国を優先するのは差別ではないか?
3、我々は過去の世代が行ったことに責任があるか?オバマ大統領は広島・長崎の原爆投下に付いて謝罪すべきか?
(これらの質問はマイケル教授が東大で講義した折の「正義と善」に関する質問でです。読売新聞から)
菅さんにも小沢さんにも政治哲学を語ってもらいたいものです。
哲学は「智を愛する」学問といいますが、本当に面倒なことを考えるモノですね。       Goto

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