常在戦場

時代が変わったのでしょうか?今日から師走なのに、一年の納めの月という雰囲気が、どこにも漂っていない。それだけ歳時に疎くなったのか?風化したのか?
師走の意味を金田一春彦先生の「歳時記」に拾うと、年の暮れであっちでも、こっちでも、僧侶を迎えて仏事を行う。僧侶達があっちへ走り、こっちに集まるというわけで「師はせ月」それが、なまってシハスといったのがもとだったという説が人気があるが・・・・・・
貝原益軒は、日時がはつる月だから、「しはつる月」それが、なまって「しはす月」となったのだろうといい、大分県に四極山と書いてシハツ山と読む山があることをも列証して、論考を書いている。そうです。
江戸時代から、師走の意味が論考されていたと知ると、12月の声を聞くと、国中が戦場のような状態になっていたのが分かります。
新しい年を迎えるには、それなりの準備が必要です。まずは、一年を締めくくる。一年を振り返る。一年を反省する。そして、新たな目標や計画を立てて見る。ってことになるんでしょうか。
それらを、この12月にやってしまおう。ってなるのですから、師走はおのずから、戦場さながらになるハズです。が、現代社会は、取り立てて、12月だけが、特別な月では無く、毎月が戦場、そうです。常在戦場なのです。
だから、 師走の声を聞いても、季節に疎くなったのでも無く、風化したのでもない。情報社会の荒波に翻弄され、歳時を振り返る余裕がなくなっているのでは・・・と思うのですが。
師走だからこそ、身の回りのことについて論考して見る必要があるのではと思うのですが、
諸兄の・・・・・・師走を迎えた気分は如何でしょうか? Goto

コメント

  1. Goto より:

    ありがとうございます。

  2. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    ゲレナビ頂きました。ありがとうございます。早速拝見させて頂きました。スキーでエンジョイライフがイメージできて、温泉情報もあり、宿情報もあり、おいしいラーメン情報など、あったまる情報であるれていて、見るだけで心があったまる、しあわせな情報誌ですね。多くの人がこの情報誌でエンジョイライフを過ごしていることが想像されます。創刊おめでとうございます!