スキヤキ

解析、すき焼きと牛鍋の違い。
寒に入り、日本中が冷蔵庫の中、寒い日が続きます。冬の料理は鍋が定番ですが・・・。すき焼きもいいですねぇ。あなたはすき焼きをどのように食べておられますか?私は松阪流です。
鉄鍋を温め、ラードをたっぷり引いて、スライスニンニクを炒め・・・それに醤油・・・砂糖で甘辛タレ・・・そこに霜降りの牛肉・・・を一枚・・・。
ジューと焼いて、レアっぽいまま・・・小鉢に入れた生卵に、サッとくぐらせ・・・頬ばる・・・。二、三枚・・頂いたら、その肉汁が飛ばぬうちに・・・次は野菜、ネギと焼き豆腐と糸こんにゃく・・・シイタケ、最後に三つ葉・・白菜を入れても良い。
ほどよく火が通れば・・・ネギ、白菜を頂く・・・・。次に味が染み込んだ豆腐をふーふーいいながら。そして、鍋が空になったら、再び肉を焼き・・・肉だけ頂く。肉に飽きたら、野菜・・・肉は肉だけでその風 味を味わい。野菜は煮込まない。
最後に、腰のしっかりしたうどんを入れ、これは出汁が染み込むまで煮込んで、頂く。これが、三重・松坂で教わった「すき焼き」の食べ方です。
肉と野菜をぶち込んで煮込んで頂くのも、有りですが、それはすき焼きをと言うよりは牛鍋です。牛鍋は卵をまぶしてご飯にかけて頂けば、牛丼です。すき焼きとは違うと思っていますが。
愛知県の犬山市にある明治村では、明治初期の料理方法(七輪に一人分の鍋を乗せて食べる)で牛鍋を食べさせてくれます。すき焼きも牛鍋も牛丼も明治に遡れば同根ってとこでしょうか。
敢えて、すき焼きと牛鍋の違いをいえば、すき焼きは大勢でワイワイいいながら頂く料理。牛鍋は一人で頂くもの。坂本九さんの「上を向いて歩こう」が世に出て今年で50年だそうです。
なぜ、この歌が海外で、大ヒットして「スキヤキ」と呼ばれているのか、ずーっと疑問でしたが、この「スキヤキ」はすき焼きではなくって、「ひとりぼっちで」食べる牛鍋、牛丼のすき焼きなのだと思うのですが。こじつけですよねぇ。
でも、「上を向いて歩こう」・・・・生誕50年とは、私達も随分長く歩いて来たもんですね。
今夜は、孫を呼んで「スキヤキ」でも食べようかな。 Goto
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コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    日々暗いニュースばかり報道するのは如何なものか?メディアに怒っていますが、報道に惑わされる側にも責任があります。信じた道を「上を向いて歩いて」おられるブラジル龍馬さんに心より敬意を表します。
    我が社は昨年、三重県伊勢市でも生活情報誌「イセラ」の発行を始めました。三重県下で六誌目、総発行部数は36万部になりました。お陰さまで、市民のみなさまに楽しんで利用いただいております。龍馬さんが植えられたヤナセ杉、どの程度の大きさか、伊勢のス
    タッフに調べてもらいます。 Goto

  2. ブラジル龍馬 より:

    和田金と祖父
    祖父のお供で、お伊勢様に高知名産のヤナセ杉の苗を献上したついでに、すき焼きを食べに連れて行ってもらいましたが、それが後藤さんのブログでだんだん思い出だしました。たしか、松阪の和田金さんでした。
    今まで食べたことがない、おいしい「すき焼き」を仲居さんがつきっきりで焼いてくれた記憶がはっきり蘇りました。思えばもう30年も昔のことになります。
    それまですき焼きは、砂糖と醤油で肉と野菜をグツグツ甘辛く煮て食べるものだと思っていましたから、少量づつ焼いては、ちょうどのタイミングで食べることと、そのトロけるようなおいしさに驚きました。・・・食べ物の記憶とは恐ろしいものですネ。
    内宮に入ってすぐ横に植えられたあの杉たちも大きくなっただろうと、ブラジルで勝手に想像しています。