臓器移植

和田寿郎札幌医大名誉教授を悼む・・・。
何とも虚しい思いで、この記事間違ってるのではと、お悔やみ報道を読みました。国内初の心臓移植手術を執刀した札幌医大の和田寿郎名誉教授が亡くなった記事です。
各紙とも、ドナーの了解があったのか。脳死の基準が未整備のまま執刀したのは殺人ではないか。ひいては18歳の患者が移植を必要としていたのかといった・・・移植の根源的な問題をクリアーせずに移植を行った・・・そのせいで、日本では臓器移植に対する拒否反応が生まれたと、批判的なコメントを載せています。
読売は、わざわざ編集手帳で、和田移植のせいで日本の移植医療は欧米に立ち遅れてしまった。
「ゆっくり」の欠落が今も教訓の汲みつくせぬ刻印となっていると・・・もっとも辛らつです。
メディアは・・・拙速だったと戒めたいのでしょうが。あれから40数年の時を刻んだにも関わらず、医学はとどまることなく進歩したのに・・・日本の医学界、法曹界・・そしてメディア界は・・根本的には神格論争から抜け出していないのが、残念と言うか・・・むしろ虚しい。
私の周りにお二人臓器移植された方がいます。・・・一人は15年ほど前になりますが、韓国で生体肝移植(臓器移植)を受け、明日も知れぬ命が5年以上伸び、後顧の憂いを少なくして亡くなられました。
亡くなったのは残念ですが・・・移植で幸せな晩年を過ごされたと思っています。
もう一方は、中国天津で同じく生体肝移植を・・・・・・古希を迎え、今もお元気で、事業欲に燃え、ゴルフもやられておられます。お二人とも、日本から専門医が現地に赴き執刀されています。
和田教授の死去報道に接し・・・臓器移植の必要性を迫られたことのない、法曹界や、机上で勝手なことを妄想する記者達が論じる、和田移植が臓器移植を混乱させたとの見解は間違いです。
・・・私は、去年公開された映画「孤高のメス」を観て、これだけ高度な医療技術を持つ医学界が存在しながら・・・なぜ、日本で臓器移植が進まないのかが良く分かりました。決して、和田教授が43年前に心臓移植手術を行ったからではないことが。 
氏の名誉のために・・・この一文を捧げ、ご冥福をお祈りします。      Goto  

コメント

  1. 夏原健次 より:

    ご冥福をお祈りします。