もしものノート

爽やかな五月の土曜日の早朝から、こんなテーマかいな?。
これも高齢社会の象徴なんでしょうか?6月号の文藝春秋に「もしもの時に役立つノート」なる別冊付録が付いていました。見開いてみれば・・・納得できるのですが・・・でも、やっぱり・・・そこまで、必要なのか?考えさせられます。
このノートを考案した、文具のコクヨと文藝春秋編集局の「もしもの時の5ヶ条」を覗いてみましょう。
その1・・・自分を中心とした家族・親族の関係を整理する。先月・父方の叔父が亡くなりました。なるほど、この位置か。
その2・・・・もしもの時に連絡して欲しい大切な人の連絡先一覧表。そういえば・・・毎年届く年賀状の整理(それなりに出来てますが中途半端のまま)携帯メールのなどは、整理されていません。
その3・・・葬儀について。考えがあるなら・・記しておけば、家族の負担が減る。そうだよねぇ。葬儀の流れの希望なんかは・・例えば家族で密葬とか。火葬のみとか。お別れ会のみとかが分かれば・・本人の希望ですからで、家族が悩まなくても片付けることができますからねぇ。
その4・・・・お墓についての希望があれば書き留める。葬儀やお墓はできるだけ具体的に・・・書く(これだけはして欲しくないとか)。死んでも意志の弱い奴だったなんて、批判されないかもしれませんね。
その5・・・・ペットについて。ペットは家族同然・・・世話できなくなるのを想定して・・・どんな餌を好むのか。病気や怪我があるのか・・など、飼育環境情報を書き込んで置く。私はペットと無縁ですから、よく分かりませんが、そうかもしれませんね。
だそうです。そのノートには、5ヶ条以外にも、資産・相続・遺言や自分だけ知っている生活情報も整理して書き込むことができるそうで、年齢を問わず気軽に書き込める構成になっていて、おまけに、CDなどが保管できるデスクケースも付いているとのこと。
でも・・・・深夜に一人で・・・自分の葬式の準備を、さも大切そうに・・・鉛筆舐め舐め、メモをして・・・・・・頭を捻ってる姿を想像すると、気持ちが悪いですねぇ。
要は・・・死んでしまったご本人は、その後は何も分からないのですから・・・残されたノートで、残された人たちを困らないようにしてあげる・・・そのための、整理ノートを作って置くかどうかってことなんでしょうが・・・。
これも、超高齢社会対応のニュービジネス何でしょうが?よくよく考えると・・残された人を信頼していないって、事になるっじゃないでしょうか。果たして・・・1470円の価値があるかどうか?一念発起して書き始めても、「もしもの」想定に虚しさを覚えるのではないでしょうか・・・・
そう言えば・・・爽やかな五月の風が吹く早朝から「もしものノート」について、ブログを書いてる私も・・・なんで、このテーマなのかと・・・自分で首を傾げているんですが。それも気持ちが悪いですねぇ。 (他にもっと、元気の出るテーマは無いんかいな)    Goto
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文藝春秋+コクヨ 特別編集版 もしもの時に役立つノート

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